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埼玉県・大宮にサウナ併設のワークプレイス「WAW大宮」28日にオープン

2025.02.24 12:05
日鉄興和不動産(東京都港区)は28日、同社が展開する会員制シェアオフィス「WAW(ワウ)」シリーズの第7弾となる「WAW大宮」を「大宮サクラスクエア」内に開業する。
「大宮サクラスクエア」は、日鉄興和不動産などが参画した再開発事業。JR「大宮」駅徒歩5分のさいたま市大宮区桜木町に立地し、地上28階のマンション「大宮スカイ&スクエア ザ・タワー」や、オフィスや店舗などが入る「大宮サクラスクエア モール」などで構成される。
「WAW大宮」は「大宮サクラスクエア モール」2階と3階の約1000㎡に入居する。施設内は全ての利用者が利用できる「オープンエリア」とセキュリティが確保された「プライベートエリア」の2つのエリアからなる。
コワーキングスペースにもなるオープンエリアは24時間利用可能。約50席を用意し、書籍コーナーを備えたラウンジや、炭酸サーバーやカフェインコントロールが可能なコーヒー豆を導入したカフェスペースなどを備えるほか、顧客との打ち合わせやオンラインミーティングに最適な会議室やフォンブースも完備。さらに、特徴的な設備としてサウナも設置した。
サウナ専門設計事務所のサウナイデア(東京都新宿区)がプロデュースしたサウナは、本場・フィンランドにおけるサウナの本質を追求した設計という。複数名で快適に座れるよう高さや奥行きに配慮したベンチを設置したほか、独自の換気計画によってリラックスしながら自然に会話が楽しめる設計。時間と空間を仕事仲間とシェアし、アイディア交換やリフレッシュミーティングの場所となることを想定しており、「WAW大宮」の会員であればサウナのみの利用も可能。当面は男性専用で、女性の利用日も設ける予定。
プライベートエリアは1~7名までの個室オフィス37区画を備えており、法人登記も可能。1カ月単位で契約でき、多様なニーズに応える。日鉄興和不動産では、埼玉を拠点とする企業の本拠地として、大手企業の支店として、大宮を中心に活動する個人事業主や自宅以外でリモートワークをしたい会社員の拠点として、様々なビジネスシーンに貢献するとしている。