週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
「ロジスクエア京田辺A」竣工 15万㎡超の倉庫部分は竣工前から満床
2025.02.24 11:22
CRE(東京都港区)は、京都府京田辺市で大型物流施設「ロジスクエア京田辺A」を竣工させた。竣工に先立ち複数の企業の入居が決定しており、内定率は100%だという。
立地は京都府京田辺市大住門田。大住工業団地に隣接し、第二京阪・新名神高速「八幡京田辺」JCから約3・5km、「八幡東」ICから約3・5km、京奈和自動車道「田辺北」ICから約1km。
同施設は、敷地面積6万6255・80㎡、延床面積15万6333・67㎡、倉庫と共用棟で構成されるマルチテナント型物流施設。2~4階へ大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイを設け、各階に両面トラックバースを備える。ランプウェイは上り専用と下り専用をそれぞれ2基ずつ用意し、トラックバースは計224台の大型車が同時接車可能となっている。
倉庫棟は延床面積15万5878・19㎡、鉄筋コンクリート造で最上階のみ鉄骨造の地上4階建て。外壁は金属断熱サンドイッチパネル、床荷重は1・5t/㎡、有効高さは6・0m(4階のみ5・5m)以上を確保した。
テナント区画は、各階を1フロアで利用する場合は両面バースを備えた約8700~約1万300坪を平面で使用できる。各階を4分割すれば最大16テナント(最小区画約1800坪)の入居が可能な設計としている。
電力は最大4000kWの特別高圧電力が提供可能となっており、将来対応としては1~4階で利用可能な垂直搬送機8基やドッグレベラーの増設を可能とした。さらに、事務室の増設、庫内空調設備設置の際の配管ルートや室外機置場・キュービクル増設や自家用発電機スペースの確保など、入居テナントの将来ニーズにも一定の対応ができる仕様としている。