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三井不動産 大英図書館の再開発に参画 図書館を拡張、ラボ&オフィスを新設し大規模複合開発に

2025.03.24 11:03
三井不動産(東京都中央区)は、英国三井不動産(ロンドン)を通じ、世界最大級の資料を所蔵する大英図書館(ロンドン)との共同事業契約を締結、複合開発事業へ参画した。
事業は図書館を拡張するとともにラボ&オフィスを新設し、大規模複合施設を建設するもの。総事業費は2000億円超を見込み、着工は2026年、竣工は2032年の予定。
計画地である大英図書館は「セントパンクラス」駅から徒歩1分、「キングスクロス」駅から徒歩3分、「キングスクロスセントパンクラス」駅から徒歩3分、「ユーストン」駅から徒歩6分の場所に位置する。
開発する建物は敷地面積約3400坪、延床面積約2万9200坪、SRC造地上11階地下1階建て。
事業では公共貢献の一環として大英図書館のオフィス棟を再開発して新館を整備、既存の図書館との親和性を守りつつ、地域に開かれた空間づくりを目指す。建築デザインは建築設計事務所のRSHP(ロンドン)が担当し、デベロップメントマネージャーには英国の不動産デベロッパーであるStanhope PLCが就任した。