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「プロロジス八千代2」4月竣工へ 延床11万㎡超の大型マルチテナント施設

2025.03.24 10:48

 プロロジス(東京都千代田区)は千葉県八千代市で「プロロジス八千代2」を開発している。竣工は4月を予定している。
 開発地は千葉県八千代市保品。国道16号から約2km、京成本線「勝田台」駅および東葉高速鉄道「東葉勝田台」駅からバスで約15分の場所に位置する。
 同施設は敷地面積約4万7500㎡、延床面積約11万㎡、RC造(柱)、S造(梁)免震構造地上6階建てマルチテナント型の大型物流施設。
 1~5階はノンブレース構造で、大型マテハンや自動倉庫の導入など次世代の多様な物流オペレーションに対応可能な計画となっている。
 ダブルランプウェイを備え、上り下り専用のランプウェイにより一方通行のトラック動線を確保。1~5階にトラックが直接着車できるバースを備え、5~6階は保管効率を重視したメゾネット形式とする。最大約1万5000㎡のワンフロアオペレーションが可能。
 各階トラックバースの間口は11mスパンを採用し、4t以下のトラックが1スパンに3台着車可能。敷地内には、17台分のトラック待機場と289台の乗用車駐車場を整備。また施設内には、コンビニエンスストアや休憩スペースを設ける。
 BCP対策としては、緊急地震速報システムや衛星電話の導入に加え、停電時でも共用部の電力を72時間程度維持する非常用発電機を備えるほか、隣地にある「プロロジスパーク八千代1」の井水浄化設備を利用して断水時にもトイレ用水を確保する計画。




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