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「The Parkhabio SOHO 横浜関内」完成 1階に約120㎡のコワーキングスペース設置

2025.04.07 11:23

 三菱地所レジデンス(東京都千代田区)が展開しているコワーキングスペース併設の職住一体型賃貸マンションシリーズ「The Parkhabio SOHO(ザ・パークハビオ ソーホー)」。3月6日には第5弾となる「The Parkhabio SOHO 横浜関内」が竣工した。
 「The Parkhabio SOHO」は、居住者が24時間使用できるコワーキングスペース併設の賃貸マンションシリーズ。マンション内に十分なワークスペースを確保したことで、居住者には職住一体型による自分らしい暮らしや新たなライフスタイルを提供できる。
 今回の「The Parkhabio SOHO 横浜関内」は、同シリーズでは初の神奈川で開発。JR京浜東北線・根岸線「関内」駅から徒歩4分、横浜市営地下鉄ブルーライン「伊勢佐木長者町」駅からは徒歩3分の好立地に位置。RC造の地上15階建てで、延床面積は4322・74㎡。戸数は84戸。従前タワーパーキングが建っていた土地を取得後、同物件の建設に着手した。
 今回は1階には約120㎡のコワーキングスペース「Style Lounge」を設け、打ち合わせ用の会議室やSOHOなども用意(法人登記可能)。同じ空間には体を動かせ、リフレッシュにも活用できるボルダリングウォールを設置した。SOHOは既にリースアップとなっており、人気の高さが垣間見える。また三菱地所(東京都千代田区)が開発・提供する総合スマートホームサービス「HOMETACT(ホームタクト)」、DXYZ(東京都新宿区)の顔認証プラットフォーム「FreeiD(フリード)」、大崎電気工業(東京都品川区)が提供するスマートロック「OPELO(オペロ)」を採用。建物の入退室は顔認証システムとなり、瞬時の認証で煩わしさも解消。各部屋のスマートロックもネットワークへのアクセスが必要ないため、待ち時間なく解錠する。先進のスマートホームとなり、居住者の快適で利便性の高い暮らしを実現した。
 住戸は1Rから1LDKや2LDKなど様々な間取りを用意。一部住戸には空間効率を重視し、洗面台とキッチンを1つにまとめた住設機器「Roomot MIXINK(ルーモット ミキシンク)」を導入。また収納ベッドを採用した部屋など、より空間効率を追求した物件となった。単身者やDINKsに好まれる環境となっており、かつ一般的な単身者よりもアクティブに動く・働く人をターゲットに開発した。実際、屋上にはワークやレジャーにも活用できる、開放感溢れるテラス「Sky Lounge」をつくった。BBQ設備も用意し、キャンプ気分で本格的なBBQを楽しめる。
 3月12日にはメディア向けの内覧会を開催。賃貸住宅開発部長の三瓶信英氏は「1月から募集を開始し、84戸中30~40戸まで成約が進みました。転勤で横浜に移動してきた人からの応募が多く、横浜から東京に通勤・移動する方にも適しているでしょう」と語った。




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