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安田不動産 築56年のビルを再活用 シェアハウスを複合施設に改修

2025.04.14 11:57
安田不動産(東京都千代田区)は「高輪一丁目木造集合住宅プロジェクト」内で、複合施設「NEUK shirokanetakanawa(ヌーク白金高輪)」をオープンした。
同施設はリアルゲイト(東京都渋谷区)と協業して築56年のシェアハウス「シェア高輪TENTMENT」を複合施設にリノベーションしたもの。
リノベーションでは廃材や天然素材から作ったオリジナルの塗料を使用し、シェアハウスで使われていた家具などを活用したアートピースやインテリアを製作。建物や土地の歴史や記憶をデザインへと落とし込み、空間に新たな形として表現。
立地は東京都港区高輪。都営三田線、東京メトロ南北線「白金高輪」駅から徒歩6分、都営浅草線、京急本線「泉岳寺」駅から徒歩13分の場所に位置する。
建物は敷地面積798・38㎡、延床面積1036・03㎡、RC造4階。コワーキングラウンジ、スモールオフィス、カフェを含む店舗で構成されている。
1~4階のスモールオフィスは、18~35㎡台の24区画を用意。内装は白が基調のシンプルでモダンなデザインとした。
1階共用ラウンジは約80㎡。中庭にもスペースを併設し、コワーキングプランも用意している。
「高輪一丁目木造集合住宅プロジェクト」は、「街との緩やかな繋がり」をコンセプトに段階的な木造集合住宅の開発を進めていくもの。すでに数棟が開発済みで、「NEUK shirokanetakanawa」はこれらの計画との調和を図りつつ、地域に根差し愛される施設を目指すとしている。