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三井不動産のシェアオフィスが海外展開へ 「ワークスタイリング」NYに進出 米のフレキシブルオフィス事業者とも協業
2025.04.14 12:00
三井不動産(東京都中央区)は、ニューヨーク・マンハッタンのオフィスビル「1251 Avenue of the Americas」に、同社が展開するシェアオフィス「ワークスタイリング」を開設する。同シリーズ初の海外拠点。
立地はマンハッタン・ミッドタウンエリア中心部。地下鉄と直結し8路線が利用可能。
建物は三井不動産アメリカ社が所有する超高層ビルで、「ワークスタイリング」はビル内ラウンジのオープンスペースに開設。会員向けサイトからチケットを購入することで利用可能となり、ビルのテナントのほか「ワークスタイリング」の会員も利用できる。営業時間内にはスタッフが常駐。内装には日本の自然や美を想起させるアートをあしらった。
また、今月から世界200以上のフレキシブルオフィスを展開するIndustrious(米・ニューヨーク)との連携も開始。「ワークスタイリング」の会員は、アメリカとヨーロッパの同社シェアオフィスを20%割引で利用できる。
三井不動産は、今後も「ワークスタイリング」の海外展開を進めていく考え。海外拠点に対するニーズに応え、海外でも柔軟な働き方の選択肢を提供していくとしている。