週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
「いちご東松山物流センター」竣工 拓洋が設計・施工・マスターリース
2025.04.14 11:17
いちご(東京都千代田区)は9日、埼玉県東松山市で開発していた「いちご東松山物流センター」を竣工させたと発表した。同社の物流施設開発案件3件目で、同社100%子会社のいちご地所(東京都千代田区)が施主となり、拓洋(埼玉県八潮市)が設計・施工、マスターリースを行う。
立地は埼玉県東松山市新郷。関越自動車道「東松山」ICから約2・9km、東松山工業団地に隣接している。
同施設は敷地面積1万3098・25㎡、延床面積1万2577・60㎡、鉄骨造地上2階建ての物流施設。建物は低床倉庫で効率的な入出庫作業が可能。梁下有効高は各階5・5m以上を確保。荷物用エレベーター4基を実装している。
いちごでは、物流施設の需要は堅調に推移しているもののエリアによっては物流施設の供給過多が取り沙汰されており、厳選した立地が求められていると指摘。その上で昨今の建設コスト高騰にもふれ、物流および建設事業を営む拓洋と連携することで、建設コスト高騰のリスク軽減とマスターリースによる安定的な物流施設開発事業が可能になったとしている。
同様のスキームで冷凍冷蔵倉庫を含めた複数の物流センターを開発しており、引き続きサステナブルな、顧客目線に沿った物流施設開発に全国で注力していく構えだ。