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セットアップ化で賃料3割増 サッポロ不動産開発が自社ビルの1区画で実施

2025.04.21 11:05

 サッポロ不動産開発(東京都渋谷区)は、東京都渋谷区恵比寿に位置する自社保有ビル「アルカサル」2階の1区画をセットアップオフィスとした。
 築30年を超える同物件は敷地面積109・32坪、延床面積237・62坪、RC造地上4階地下1階建てのオフィス・店舗ビル。今回2階の201区画のテナントが退去したことからセットアップオフィス化を実施
 バリューアップ工事では執務席12席のオフィス、6名用の会議室、個室ブース1席、ソファブース2席を設置。トイレは増設し男女別利用に対応する。天井表と床/クロスの内装材はデザイン性を向上させるとともに、耐摩耗性を向上させる材料を導入。内装材を刷新することで原状回復費用の負担が軽減できる仕様とする。
 同社は内装工事竣工前にテナントとの賃貸借契約を締結し、竣工前に比べ約30%の賃料増を実現したとしている。




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