不動産トピックス

快刀乱麻

1997.02.21 16:57

中国経済の開放化政策など、自由化路線を推進した、鄧小平市が92歳で後の世を去った。▼同氏が、よく話す言葉の中に「ネズミを捕るのがいいネコ」との、白ネコ、黒ネコ論が語られ事が多かったと言う。▼こうした現実的な改革、開放への政治思想から、幾度の失脚を経験するも、その度ごとに、復活を遂げる同氏の姿は、まさに執念としぶとさの成せる業だろう。▼しかし、改革開放政策を、15年間も実践して来た中国だが、ここへ来て、様々な矛盾が顕在化し、壁にぶつかっていると言う。▼ビル業界でも市況低迷の脱出策として、これまでとは、まったく発想の違う経営手法が登場するようになった。ただ当たり前にビルを建設し、スペースを提供する時代は終わろうとしている。ほんの少しでも、頭を切り替えれば、まだビル業界には、宝が眠っている。




週刊不動産経営編集部  YouTube