不動産トピックス

企業だより

2002.06.03 17:39

事業決定しました
 東京都が都営住宅の建替えに民間活力を導入する「南青山一丁目団地建替プロジェクト」の事業主体を決定した。これは先月24日の石原慎太郎都知事の会見で明らかになったもので三井不動産、大成建設など6社で構成される。
 この計画では、地上46階、地下2階建ての総合複合施設となる予定で、都営住宅の他、民間住宅や商業施設、国際医療福祉大学大学院などで構成されるとのこと。約6780㎡の敷地に2棟のビルが建てられ、南は14階建てで150戸の都営住宅と保育所などが入り、一方北側は46階建てで327戸の民間賃貸住宅と大学院、商業施設が入る予定となっている。

新社長の横顔
 大手昇降機メーカー、フジテック(大阪府茨木市)の代表取締役に内山高一氏が就任することが5月23日の取締役会で決定した。
 内山氏は、昭和26年7月16日に兵庫県に生まれる。昭和51年ニューヨーク大学経営学部卒業後、フジテックに入社。昭和53年12月に取締役、平成元年に専務取締役などを経て、平成12年6月に代表取締役会長に就任、現在に至っていた。
 同社では新たな人事で、熾烈を極める世界の大手昇降機メーカーの一角に食い込んでいきたいとしている。
 内山氏は6月26日に正式に就任する予定である。

新社長の横顔
 東京美装興業は6月27日付けで代表取締役副社長の八木秀紀氏が代表取締役社長に昇格すると発表した。
 八木氏は昭和34年。昭和57年に慶應義塾大学経済学部卒業後、NTV映像センターに入社する。その後昭和61年に東京美装興業に入社、平成3年4月常務取締役などを経て、平成11年2月に代表取締役副社長に就任していた。現在の代表取締役社長である田中幹夫氏は、取締役副会長に、代表取締役副社長であった石川裕一氏は代表取締役会長にそれぞれ就任する予定。

ビル業界の1週間

5月23日
・西友とダイエーが23日の株主総会で米ウォールマート・ストアーズによる事実上の買収と新再建計画について、株主の承諾を得る。

・三菱地所が2002年度連結決算を発表。連結売上高は、6316億円とほぼ横ばい。主力の賃貸ビル事業が低水準で推移したことが原因。

・飛島建設が2002年度3月期の連結決算を発表。最終損益は115円の赤字。再建計画に基づき、大口の保証債務を一括返済したことが原因。

5月24日
・大手銀行13行2002年3月期の連結決算を発表。期末時点での不良債権残高は27兆1700億円に上り1年前に比べ47%増となる見込み。

・マンション大手大京が2002年度3月期連結決算を発表。金融支援を前提にグループ資産を含み損を一層した結果、3868億円の最終赤字。

5月28日
・川崎市が建設中の川崎駅西口再開発事業地区に経済産業省の外郭団体、新エネルギー・産業技術総合開発機構が全面移転することが判明。

・準大手ゼネコン7社の2003年度3月期決算が出揃う。これによると7社中6社が連結ペースで減収と判明。

・ジャパンリアルエステイト投資法人は三井物産保有のオフィスビルを31日付で取得すると発表。




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