不動産トピックス
企業だより
2002.06.10 15:50
新社長の横顔
OAフロアなどのメーカーである京都ダイカスト工業(大阪市東淀川区、南口晋介社長)は5月30日、熊木勉常務が代表取締役社長に昇任する人事を決定した。社長交代の理由は「経営陣の若返りを図るため」。南口氏は非常勤取締役に就く。就任する日付はいずれも6月27日。
熊木勉(くまき・つとむ)氏は昭和46年3月専修大学商学部商学科卒業。同年4月、扶桑軽合金(現アーレスティ)に入社の後、平成7年4月業務管理部長、11年1月東松山工場長を経て、13年6月から京都ダイカスト工業常務に就任していた。埼玉県出身。昭和23年1月20日生まれ、54歳。
新会社の設立
松坂屋(名古屋市中区、岡田邦彦社長)は5月24日、森ビル(東京都港区、森稔社長)と折半出資で松坂屋銀座店を含む銀座6丁目地区の再開発に向けた、企画調査会社「銀座都市企画」を設立した。
銀座6丁目地区は日本有数の商業地域として注目を浴びるエリア。松坂屋は、ここに敷地面積7200㎡もの店舗・事務所を所有するなど同地区の再開発事業を進める上では中核的存在となっている。また、森ビルは再開発事業のノウハウを提供する。
今後、新会社が事務局となり再開発に向けた企画調査、地元地権者らとの勉強会などを行っていく。
なお、新会社の社長には松坂屋常務の西脇友彦氏。また、森ビル専務の山本和彦氏も代表権のある取締役に就任した。
計画発表しました
東芝は5月29日、川崎駅西口の川崎事業所(旧堀川町工場)跡地の再開発計画を発表した。それによると、事業用地は11万2000㎡。これを①商業・エンターテインメント(7万2000㎡)②住宅(1万7000㎡)③業務・オフィス(1万㎡)の3エリアに区分。
前二者は平成16年に着工する。業務・オフィスエリアは将来の事業用地としてスペースを確保するだけにとどめる。商業・エンターテインメントエリアは延床面積18万㎡程度を想定。住宅は650戸程度を供給する考えだ。
なお、再開発は東芝不動産と三井不動産が事業主体となり行われる。
ビル業界の1週間
5月29日
・東京都の都市計画審議会は容積率を離れた場所に移転する制度を正式決定。
5月30日
・ファッションブランド「ハナエモリ」は東京地裁に民事再生法申請。
5月30日
・東京都渋谷区代々木のオフィス「ヤマノビル」(4階建て)から出火し、隣接するJR代々木駅の屋根の一部を焼く。
5月31日
・東京都は建築基準法の規則対象外になっている小規模ビルに対する安全対策にのりだした。
5月31日
・東京都は31日、虎ノ門と新橋を結ぶ環状2号線区画の市街地再開発事業の協力者を西松建設グループと森ビルに決定。
6月1日
・資生堂は来年4月、東京都港区の汐留地区に本社機能を移転すると発表。
6月3日
・不動産関連のベンチャー企業、イノベーショントラストが家賃交渉を代行するビジネスを開始。
6月5日
・技研製作所は品川駅前に地下駐車・駐輪場を建設する。2003年11月に完成するオフィスビルの地下に併設予定
6月5日
・中堅ゼネコン、藤木工務店が負債752億円で民事再生法の適用を申請。