不動産トピックス

企業だより

2002.07.22 15:12

新会社の設立
 トヨタ自動車は、中国四川省成都において、保水性・保肥力に優れた特性をもつ同省・越西県産の泥炭を採掘・加工・輸出する新会社四川豊田泥炭開発有限公司を6月に設立した。
 この地区で採掘する泥炭は、湿地帯に堆積した草本類が、約7千年かけて熟成・腐植した天然有機質の土壌で、乾燥時に泥炭内に保持できる水分保持時間は、一般土壌の数倍となっている。
 トヨタでは、泥炭の特性を踏まえて、ヒートアイランド現象や都市部での屋上緑化への活用が可能であると判断し、新会社にて泥炭の採掘・加工・袋詰めを行い、日本・中近東へ輸出する予定。

新事業の展開
 みずほフィナンシャルグループのみずほ銀行、みずほアセット信託銀行、みずほインベスターズ証券は、16日に3社そろった共同店舗を11月11日に東京都大田区に開設すると発表した。銀行、信託銀行、証券会社の金融機関3業種が、共同店舗を設けるのは国内で初めてという。
 東京都大田区にあるのみずほ銀行大森山王支店のビル4階に、みずほアセット信託の大森支店が移転し、みずほインベスターズ証券も4階に新規開店する予定。
 銀行と証券会社など違う業種の店舗を全く同じ空間に設けることは法律で禁じられているため、「すりガラス」を利用し、間仕切りを設けて営業するという。

新会社の設立
 NTT東日本は、7月15日、無線LANシステム等を利用した高速IP通信アクセスの提供を目的とした「エヌ・ティ・ティブロードバンドプラットフォーム」(代表取締役小林忠男)を設立した。
 現在本格的なブロードバンド時代を迎える中、家庭や事業所などで、ADSL、光ファイバのアクセスラインの普及にともない、外出先での利用や、固定回線に縛られないシームレスなネットワークアクセスにおいても、高速化、多様化のニーズが高まっている。これに対応し、新会社では駅を中心とした無線スポットアクセストライアル「無線LAN倶楽部」を8月より行う。

ビル業界の1週間
7月11日
 三菱地所は現在建て替え中の「丸の内ビルヂング」の開業にあわせ、東京丸の内地区にある約3000台の地下駐車場を平日をはじめ、週末も一般開放する。料金は10分100円と気軽に利用できるようになっており、都内をはじめ、神奈川千葉・埼玉からの集客を期待している。

7月12日
 東京都墨田区は民間オフィスビルを活用したベンチャービジネス支援事業を開始した。ベンチャー支援に意欲的なビルオーナーを募集して、久我、要件を満たしているビルを「すみだベンチャーサテライトオフィス」と認定して、オフィス改修費用や入居する企業の家賃を一部補助する。

7月12・13日
 リフォーム産業新聞社が主催する日本最大の住宅リフォーム関連イベント「住宅リフォームフェア」を東京ビックサイトにて開催。リフォーム対応商品1000種の展示と国内外メーカー、業者約150社のリフォーム関連会社が一堂に会す、2日間で延べ3万1303人が訪れた。

7月15日
 オフィスビル賃貸仲介の三鬼商事(東京都中央区)によると、大阪ビジネス地区における6月のオフィスビル平均空室率は、前年比0・16ポイント下がり10・03%となった。




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