不動産トピックス

企業だより

2002.08.12 10:35

経営権取得
 外資系コンサルティング会社のブリッジポイント・ジャパン(東京都港区)は7月2日、ビルメンテナンス大手の千代田ビル管理(東京都大田区)の経営権を100%取得した。
 ブリッジ・ポイント・ジャパンの社長を務めるクリス・アクスリ氏はサービスマスター・ジャパンの代表でもあり、サービスマスター社は千代田ビル管理にメンテナンスのノウハウを提供するなどのライセンス契約を結んでおり良好関係にあった。そして今回の経営権取得も千代田ビル管理の事業承継問題とブリッジポイント・ジャパンの国内マーケット拡大戦略のタイミングが合ったこともあり行われたもの。

新社長の横顔
 産業用ロボットとFA(Factory Auto macion)の研究と振興のための展示・イベント・会議・研究等を行う多機能ビルである、ロボットFAセンタービルの運営管理を行うロボット・エフエーセンターは、6月28日開催の第十四回定時株主総会及び同窓会後において、代表取締役社長に関健一氏が新任することを決定した。
 ロボットFAセンタービル(千葉県千葉市)は、平成5年に竣工、地上15階地下1階の規模をもち、天井高が1階4m、2階で3mあるため、常設の展示場や展示を兼ねた実習室として利用され4階~15階がオフィスフロアとして使用されている。同センターでは、今後も産業用ロボットの振興に務めるとしている。

新会社の設立
 ビル・マンション賃貸業務などを行う日神不動産(東京都新宿区)は、建物総合管理のフランチャイズチェーンを展開しているフィールズとの合弁で新会社「グットフォーム」を設立し、両社のノウハウを活かしフランチャイズチェーンシステムによるリフォーム業を行う。資本金は1000万円で出資割合は日神不動産が60%、フィールズが40%となっている。
 新会社の営業開始は、8月1日から予定しており、初年度(平成15年3月期)8カ月間変則決算の取扱高は約4億円、第2年度(平成16年3月期)の取扱高は約12億円を見込んでいる。

ビル業界の1週間
7月25日
・仙台市青葉区の複合ビル「アエル」は25日、売場面積の3分の1を改装して、8月31日にリニューアルオープンすると発表した。改装部は、31階建てのうち1~4階部分(約2400㎡)の商業スペース。1階は書籍販売店「丸善」が出店。2階には5月に出店したコーヒーチェーン「スターバックスジャパン」等が移動する予定。

7月31日
・ラオックスは、東京・秋葉原の「T・ZONEミナミ」「ミナミ無線電機」が撤退したビル(千代田区神田)に国内最大級の総合エンターテイメントショップを10月にオープンする。

8月1日
山梨県甲府にあるファッションビル「パセオ」で相場の半額程度の賃料で売場を提供する「自由市場」を実施。

8月2日
・竹中工務店は東洋ガラスと共同で、無線LANや構内PHSの電磁波を吸収・遮断できる「電磁波吸収発泡ガラス内装材」を開発した。これは無線LANなどから発生する電磁波が、室内の壁や床に多重反射を起こし通信トラブル、電磁波が室内外に漏れるなどの問題を解決するため開発されたもので廃ガラスを80%含み、環境問題に配慮しながら電磁波吸収機能を加えることに成功した。




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