不動産トピックス

企業だより

2002.09.23 15:25

企業統合発表
 三井生命グローバルアセットマネジメント住友ライフ・インベストメント、スミセイグローバル投信、三井住友海上アセットマネジメント及びさくら投信投資顧問の5社は、平成14年12月1日をもって合併することを発表した。
 これは、三井生命保険、住友生命保険、三井住友海上火災保険及び三井住友銀行の4社が平成14年4月に発表した「運用子会社の合併について」に基づい、合併に向けて具体的協議を行ってきたもので、今月に入り最終合意に至ったもの。
 なお、統合新会社である三井住友アセットマネジメントでは、一層の運用力の強化、より充実したプロダクト権威を行っていく予定という。

企業統合発表
 準大手ゼネコンである三井建設と住友建設は28日、2003年4月にも経営統合することで基本合意した。統合後の連結売上高は約7000億円となり、業界7位となる。
 両社は、2月に統合委員会を設置し、合併か持ち株会社方式にするかなどの詳細を決めるという。新会社の名称は「三井住友建設」となる見通しで、今後、この新会社のグループにフジタも加わる方向で調整に入る。
 三井建設は昨年3月に取引金融機関から1420億円の債務を受けて再建中。住友建設も1999年に住友グループを引受先とする、約120億円の第三者割増資をしている。2001年9月末時点で両社の従業員は合計4900人。統合までに合計人員の約1割にあたる500人前後を削減する予定。

会社設立しました
 三洋電機は10月1日付で、製品の安全評価、規格認証取得の申請代行などの業務を行う「三洋捨てティング・ラボラトリー」(大阪府守口市)を設立する。
 それに伴い本社品質・CS・環境推進センターで同業務を担当している部門を新会社に移管する予定で、別会社化することにより、三洋グループ以外からの製品安全評価、ISO認証取得コンサルティングなどの業務受託を目指す。
 新会社の資本金は5000万円で、三洋電機が100%出資する。従業員数は36人。来年度の売上高は8億円を見込んでいる。
 なお、製品評価などの業務を行う事務所は東京製作所に置く。

ビル業界の1週間
9月17日
・三菱地所は17日、ロンドンの金融街シティーでの再開発事業で建設中の三棟の大型ビルのうち、一棟を売却すると発表した。売却先は、英大手生保リーガル・アンドゼネナルの子会社で、売却価格は約170億円の見込み。

9月17日
・昨年9月東京都・歌舞伎町のビル火災を受けて、宮崎市と消防局が県内最大の繁華街、ニシタチの雑居ビル198棟で特別査察を実施した。その結果、設備面では、火気使用設備・器具が良好に設置されていたのは99%だったが、防火管理者を選任しているのは43%と低いものであった。そのため今後同局では、年2回開いていた防火管理者講習会を4回に増やしたり、消防訓練研修会を開催するなどして、指導を強化するという。

9月18日
・今月6日にグランドオープンした「丸ビル」に、15日までの10日間で約116万人が来場したと、三菱地所は発表した。売上総額は、11億4000万円。

9月18日
・NECは平成12年1月に神奈川県川崎市に建設したオフィスビル「多摩川ルネッサンスシティA棟」(地上26階、地下2階建て、延べ床面積7万9750㎡)を売却すると発表した。




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