不動産トピックス
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2004.02.16 17:25
ホテルシステム研究所 シリーズ27棟目を松本市にオープン 朝食付5300円から宿泊特化型ホテル展開
ホテルシステム研究所(福岡市)は1月26日、長野県松本市にシリーズ27棟目となる「ホテル1-2-3よろづや」をオープンした。松本城が見える部屋も有り和食の朝食サービスが付いて5300円からと低価格だ。
「ホテル1-2-3」は基本料金から1人増えるごとにプラス1000円で泊まれる新たなシステム。無駄なサービスを破棄して必要なサービスはレベルアップし、人件費の無駄はシステムや環境、価格に還元したという。ホテル業をサービス業ではなく宿泊業として捉えた「宿泊機能特化型エコノミーホテル」の先駆けだ。安価な宿泊費、シンプルでわかりやすいシステムで顧客層から支持を得て高稼働率を得ている。
現在同社では、ホテルオーナーを募集中だ。
「受託運営管理なら、所有権・経営権はオーナーにありマンション経営と同じです。マンションの維持管理を不動産業者に委託するように、ホテル運営を委託する方式です」(代表取締役 稲原茂延氏)
所有権は、オーナーにあるが経営権・運営権はホテル側となる家賃借り上げ方式、所有権・経営権・運営権はオーナーにあり、FCに等しいパートナーシップなどの方式を用意している。いずれも高い稼働率で確実な収入を得ることができるという。
ゴールドシステム オゾンの力で除菌と消臭 オフィスに設置でメンテナンス容易に
ゴールドシステム(大阪市)の「ジャストクリーン」が好調だ。
オゾンの酸化力により大腸菌、ビブリオ菌、ブドウ球菌などの病原菌や一般細菌を除菌し、カビの繁殖を防ぐ。また、室内の脱臭も行う。タイマー付きなので、退出時にセットしておけば、翌日には室内が除菌・脱臭されている。
飲食店やホテルなどへの導入が多く、東京では帝国ホテルや赤坂プリンスホテルなどにも納入実績がある。もちろん、オフィスやトイレ、更衣室、空調機器の除菌、脱臭への使用にも適しているという。
薬品、薬剤を使用しないため保管する面倒がなく、掃除時間の短縮、メンテナンスの簡易性と経費節減が可能となる。小型で持ち運びも便利、100Vコンセントがあれば配線工事は不要だ。
価格は、標準的なJC-408型の場合、実勢価格で65万円ほど。リースも受け付けている。
同社はオゾン事業で20年のキャリアがあり、オゾン機器の心臓部ともいえるオゾン発生装置や酸素富化装置などを社内で開発している。
ホーチキ 改正消防法適合の製品出揃う 小中規模複合用途ビル向けに
ホーチキ(東京都品川区)では改正消防法に適合する製品を取り扱っている。
昨年10月に施行された改正消防法では特定防火対象物の追加、特定用途部分が存在する複合用途対象物で延床面積が300㎡以上の建物に対する自動火災報知設備の設置義務化、特定一階段等防火対象物に該当する場合の自動火災報知設備の設置及び取替え改修の義務化が決まった。これらに違反した場合の罰則も強化されており、オーナーにとっては厳しい改正となっている。
同社ではこれを受けて、小中規模複合用途ビル向け火災報知設備事業を強化すると発表している。
再鳴動機能付きP型受信機のほか、各種感知器類が豊富に揃っており、リースによる販売も行っている。
また、設置や回収、法定点検に関する相談も随時受け付けている。
田島メタルワーク 省エネの一助に犯罪の抑制効果も 自動ドアの隙間をシャットアウト
金属製建具、建築用金物の田島メタルワーク(東京都渋谷区)では「EZディフェンス」の販売を開始した。
同商品は、自動ドアの枠の部分に生じる隙間を防ぐというもの。特に強化ガラス扉枠の場合、上下の隙間はもちろんのこと、扉の縦方向に人間の指が入ってしまうほどの隙間が生じている。
近年、これらの隙間からセンサーを反応させる物体を差し込み、自動ドアを開けるという犯罪が横行している。また、冷暖房の効率の低下、チリやほこりなどの吹き込み、騒音、指はさみ事故などの弊害も生む。
同商品を取り付けることでこれらのトラブルを防止することができるという。取り付けは自分で簡単にできる。ガラスの切り口も隠すことができるため、見た目に優しいメージになるという。