不動産トピックス

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2004.03.08 16:45

マイティ化学 防蝕・防錆に効果を発揮する塗料
 マイティ化学(山口県下関市)が販売する「マイティCF」は屋根・壁・手すり、鉄骨階段などの補修下塗り塗料。
 船舶、海洋構造物などの防錆・防水用の塗料として開発されたセメント系の無機質塗料となっている。
 シリコン・ゴム・ホーローを除き、各種鉄製・木製・ガラス製・石・タイル・コンクリート製など、様々な材質の建材に強力に付着する。特に、鋼板・鉄骨に塗布した場合、熱と化学反応して、皮膜を形成し、乾燥後の皮膜はアルカリ性を維持することにより、防錆効果を長期間発揮することができる。
既に錆が発生している鋼板や鉄骨に塗布する場合は、対象によって、ディスクサンダー、パワーブラシなどを用いて下地処理を施した後に塗布することで、赤錆が黒錆に変化し、酸化の進行を防ぐ。乾燥後の塗膜はマイナス30℃〜365℃の温度まで耐え、内側からの水分は蒸発させる通気性を有しながら、雨水など外側からの水分は通過させない性質を持っている。紫外線の影響も受けないとめ長期間健康を維持できる。
現在、学校、社屋、ビルなどの屋上防水工事から駅の屋根などまで幅広く導入され好評を得ている。

日菱冷熱 エアコン立体洗浄ロボットを販売 エアコン天井面を感知し緊急停止回路も充実
 日菱冷熱(東京都目黒区)の「MCR312-3D」はエアコン立体洗浄ロボットである。
 ノズルに特殊デルタノズルが採用され、洗浄力が高まり、角度が自在なうえ、暗い場所でも作業が行いやすいように、高輝度ライトも付いている。グリップ上部に設置されている防水タイプの切換スイッチで「洗剤モード」「洗浄モード」「停止」を自由に切替えることができる。
 また特殊光電センサーがノズルの下降運動を感知するため、ノズルスイング時に、可降スピードを半減させることで、ノズルからの吹出水が熱交換器に一定のスピードで上下に移動洗浄する。
 さらには、ロボットの動作や、洗剤、洗浄モード、ハンドガンモードなど全ての動きがタッチパネルスイッチに収まっている。
 特に安全面には気が配られ薬液タンク内には薬液不足感知用フロートスイッチが、ドレンタンク内には、廃水のオーバーブロー防止用フロートスイッチがあり、緊急停止回路が充実している。

  極東商会 ドレン水を有効活用し熱交換器を冷却洗浄 省エネ効果高い空調冷却装置
 極東商会(東京都台東区)が販売する「エネ助」は省エネに取組まれた空調冷却装置である。
 家庭用ルームエアコンから中型空調機用で、ドレン水活用冷却方式を採用した「SC-J-40/70型」と中、大型空調機用で噴霧散水冷却方式を採用した「SC-P-01型」がある。
 「SC-J-40/70型」は、無圧放流冷却で加圧の必要がなく、ドレン水が一定量溜まると熱交換器へ放流し、冷却すると同時にホコリも洗い流す。空調機が冷房運転を強いられる時期ほどドレン水の発生量が多くなるため、同製品の効果もそれに比例し高まる。
 「SC-P-01型」は水道水・工業用水など、あらゆる水が利用できるほか、噴霧散水は広角扇状に熱交換器の手前でウォーターカーテンを作ることにより、吸引外気、そして熱交換器を冷却する。
 室外機の設置状況や老朽化などで高圧異常停止を起こす場合や比較的負荷が大きい冷凍機の場合は省エネルギーと故障回避効果を発揮する。
 価格は、「SC-J-40/70型」はオープン、「SC-P-01型」は制御機が8万6000円、噴霧散水器が6万4000円、ノズルセットが4万6000円となっている。

押入産業 全国90都市をカバーした倉庫ネットワークが強み 廃棄物の処理も行う
 押入産業(東京都中央区)が行っているサービス「SIFASU(サイファス)は文書の電子化保管サービスである。
 ISO取得のためには文書及びデータの管理が必須となっており、顧客サービスの充実を図り、また取引に求められるスピード化に対応するため、もれなく必要な書類を検索できる体制を整えなくてはならない。
 そうした社会情勢に対応するため、建築や建設の図面や金融の帳票、病院のカルテに至るまで様々な書類のスペースを取る文書類をスキャナーで読み取り、電子データに変える。
 そして、原本は警備技術と保管技術を駆使した倉庫スペースで管理し、防犯、防災の被害を抑える。全国90都市をカバーした同社の倉庫ネットワークにより、顧客から最も近い倉庫に保管するため必要時には迅速に対応できる。
 廃棄・リサイクル用の破砕処理施設も準備しているため、必要に応じて廃棄物の処理も行っている。

アークリエイト 3種類の耐震工法を提案
 高知大学発ベンチャー企業のアークリエイト(高知県高知市)は地震大国日本で建物の倒壊による被害がこれ以上起きないよう、様々な耐震建築を提供している。
 まず「交差工法」は柱通し(柱は3階分切段・溶接なし)で、梁が柱を貫通して中で交差する方法であり、溶接量が大幅に軽減される。耐震強度が大幅に向上し、建物床材重量も大幅に減らすことが可能となっており、現在特許申請中である。
 「段違い現場工法」は現場溶接が「すみ肉溶接」で行えるため、中央梁とブランケットのボルト接合を省略することができる。これにより、梁体で高力ボルト60本とスプライスプレート16枚の省略が可能になるという。
 「エコ鉄骨建築工法」は「炭」を床材・壁材・天井材・柱材などに使用し、竹・木材チップ・野菜ゴミなどの廃棄物を有効利用すると共に、膨大な量の炭酸ガスの固定に使え、耐熱・断熱・防湿に効果を発揮する。
 また床を薄鋼板デッキプレートから厚鋼板デッキプレート+「炭」にすると共に小梁で補強し、「炭」はボード状にして使用するためコンクリートのように養生期間が必要ないため工期も短縮できる。




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