不動産トピックス

クローズアップ

2004.08.30 10:51

環境造景研究所 置くだけで非日常空間を創造するマジックボックス 屋上活用の新提案 街の景観向上に寄与
 駅前広場の環境デザインなど公共的な設計事業を手がけてきた環境造景研究所(東京都港区)は、ビル等の屋上空間の有効活用をはかり非日常生活空間を創造する、「magicbox」を企画・販売している。
 同製品は屋上設置型の箱型施設で、屋上ならではの開放感や季節感を取り込むデザインが施されている。空調・電気などの設備も完備されており、スモールオフィス・店舗・プライベート空間など様々な用途に使用できるものとなっている。サイズに関しては、現場での組み立てにより設置するため、1坪ほどの大きさから無限大まで、ビルのスペックにあわせて自由に表現が可能。また、屋上の重量規制に対応するため、ガラスの代わりに軽量素材のポリカボネイトを使用し、枠組みはスチール、ステンレスなどで構成される。約3年前に同製品の着想を得たという同社代表の上野順氏は次のように語る。
 「屋上部分は活用の余地があると考えました。magicboxはビルそのものの付加価値を高めテナント誘致のツールとなるだけでなく、街づくりの視点に立ち、ビルの上層部から都市の景観を創造していくことを目的としています。屋上空間の有効活用により『街が人が元気になる仕掛けづくり』を提案していきたいと考えています」
 同製品は数が増えるほど景観としての面白さが生まれ、特に夜間においては照明BOXとして個性的な景観を創造するものである。

アスリート ビルオーナー等集まりパーティー開催 ISO9001取得と新店開店の報告を行う
 不動産業、管理、インターネット仲介などを手掛けるアスリート(東京都渋谷区)では、不動産売買及び賃貸仲介業務におけるISO(国際品質規格)9001の認証取得したことと、7月15日をもって恵比寿駅前(恵比寿1‐20‐2・1F)に新店舗を開業したことを記念して「新店舗披露パーティー」を開催した。
 会場となったのは、恵比寿ガーデンプレイス内のウエスティンホテル。取引先のビルオーナーや日頃業務で付き合いのある会計士などが招かれ、渋谷区区長の桑原敏武氏も招待された。
 約60名が集まった会場内では、フェリス女学院の声楽部の生徒達による演奏や、前出の桑原氏の挨拶、アスリート代表取締役社長の白井慶太氏の移転・ISO取得報告などが行われ、来場者は用意されたプログラムを楽しんだ。
 なお、アスリートでは、これまで国内外の不動産の購入と売買に関するアセットコンサルティングや、不動産総合ポータルサイト、「e‐仲介ドットコム」の運営、不動産関連のセミナー、イベント開催など幅広い事業展開を行ってきたが、新店舗の開店を契機に管理事業の充実や、新規取引先の開拓に努めていくという。

日本相互警備保障 効率化を目指しISO取得を推進 日テレイベント警備も手掛ける
 有人による施設警備を行う日本相互警備保障(東京都新宿区)は、さらなる業務の適正化・効率化を目指すため来年度5月のISO取得に向けて推進中である。
 同社は昭和46年に設立し、現在は東北支社、京浜支社、静岡営業所、関西支社など、全国に7つの支社を持っている。有人施設警備に関しては、JRA、三越、丸井、ダイエーなどの警備を担当し、博覧会においては、昭和60年の国際科学技術博覧会、昭和63年のさいたま博覧会、平成元年の国際花と緑の博覧会などの会場警備を担当、他、大宮まつりや、日本テレビによる24時間チャリティーマラソンなどのイベント警備においても数々の実績を挙げてきている。
 同社の有人警備はコミュニケーションサービスを主眼とし、防犯防災面のみならず、周辺地域・住民との調和・共生を図ることを重要視している。また、顧客のニーズに応じた柔軟で素早い対応を心がけ、機械警備にはない早期発見、早期解決が売りとなっている。同社におけるISO取得推進に関し、代表取締役社長の石田宣男氏は次のように話す。
 「サービス業としての警備を掲げて業務に取り組んでいますが、前提として警備員には法律・ルールの遵守が必要です。ISO取得は警備員としての原点を見つめ直すためにも推進しています」

PAGE TOPへ