不動産トピックス

クローズアップ

2004.09.13 15:08

アキレス 置き敷き床タイル登場 剥離・回収の手間軽減 ハードな塗装で質感アップビル経営フェアに出展予定
 シューズの他、総合資材会社でもあるアキレス(東京都新宿区)は、床材の施工から除去に至るまでの全ての工程で、廃棄物を排出しないシステムとして『アキレス・置き敷き床タイル』を開発・販売している。
 接着剤を使用しない完全な置き敷き工法の採用で、使命を終えた床タイルの剥離・回収を容易にしリサイクルを可能にすると共に、ワックスに代わるハードコーティングがメンテナンス性を含め製品の品質及び質感を飛躍的に高めた。
 通常、床仕上げ材は、コンクリートやベニアなどの下地に接着剤で固定され、表面にワックス掛けを行うことで長い間使用されているが、リニューアルなどで使命を終えた床仕上げ材を下地から剥離する際に、容易に剥離できないばかりでなく、下地を痛めたり、剥離した床仕上げ材の裏面に接着剤や下地材の一部が付着する為リサイクルが難しく、産業廃棄物として埋立処分せざるを得ない状況であったが、この商品により、石油資源の濫用と産業廃棄物排出抑制が図られる。ビル経営フェアに出展予定。

  杉孝 文字・ロゴを描ける壁面緑 化ビルイメージを大胆に一新
 総合土木・建設業の杉孝(神奈川県川崎市)は、長年に渡る工事仮囲いの緑化プロジェクトによるノウハウを活かし、本格的に壁面緑化事業に着手している。
 つる植物等を用い、様々な施工方法が開発されている壁面緑化。
 環境関連イベントなどでは展示会の入り口・特設ステージの装飾として既に多くの実績を残している。また、会社のロゴやビル・マンションへの導入実績も増加傾向にあり、府中市のJRAなどにも採用されている。
 「壁面緑化は実際にどれくらいの環境効果をもたらすのか?」という疑問に対し、植物や土壌基盤の種類により異なるが、熱流量を70%カットしたという事例もある。
 ビルの壁面やエントランスへの設置に際し、文字などを描ける点が特に好評。ビル経営フェアに出展予定。

川本ポンプ 受水槽方式からの転換を促進 今年6月1日から設置要件緩和(都内)
 ポンプ専門メーカーの川本製作所(東京都豊島区)は、受水槽方式に代わる直結給水用ブースタポンプ「ポンパーKDP・KFD」を販売している。
このシステムは、受水タンクなしで、ポンプによる圧力によって、水道本管から直接給水するシステム。東京都では、平成7年に設置可能になったが、さらに今年6月1日、設置要件が緩和された。
設置後は、受水タンク不要で、浄水場からの新鮮な水をダイレクトに蛇口へ届け、また、水道本管の圧力を活かして給水するため、受水槽方式よりも少ない力でスムーズに給水することができ、省エネ・省コスト効果が高い。さらに、受水タンクのスペースやメンテナンスが不要となり、不動産の有効活用が実現できる。
 今回の改正は居住用マンションへの導入が想定されていたが、オフィス・商業ビルへの採用も十分可能となっている。




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