不動産トピックス
交遊録 人の輪のひろがりが街を守る
2004.09.13 16:49
下北沢南口商店街振興組合の理事長で、同地にビルを所有する吉田圀吉氏。現在、同商店街が注力しているのは「落書き消し隊活動」である。活動を指揮する吉田氏はその意義について語る。
「下北沢には毎日大勢の人たちが訪れます。するとどうしても治安の悪化が懸念されます。『シモキタの街』を治安の悪化から守るために、街を挙げて小さな犯罪の排除に全力を注がなくてはなりません。落書きやポイ捨てから、恐喝・薬物販売・傷害事件・凶悪犯罪とエスカレートする可能性があります」
毎月1回行われる落書き消し隊活動には、約50名のシモキタを愛する人々が参画し落書きを消してまわる。活動人数は回を追うごとに増えてきた。シモキタを愛する気持ちが人の輪をつくり、人の輪が街を守るのだろう。