不動産トピックス

ビルオーナー伝言板

2004.09.20 11:15

★横浜中華街バブル
兼坂事務所が運営する兼坂ビルは神奈川県横浜市関内エリアに位置している。同社代表取締役の兼坂昌明氏はみなとみらい21線の開通以降、横浜中華街の集客力が増し店を閉めて他の店舗に貸すビルが増えていることから「中華街ミニバブル」の息吹を感じつつあるという。

★ガラスが真っ白
夏のある日、銀座1丁目にビルを所有する北越ビルディング代表取締役の小山田正光氏はうっかり空調を切り忘れていた。朝、ビルに近づき見えてきたのは真っ白に曇った窓ガラス。慌てて空調を切りエントランスを開放し、同社に出社するテナントが来る前には無事窓ガラスは元の美しさを取り戻した。

★大手企業の安売りに困惑
横浜駅前にてビルの賃貸・管理・仲介を手掛ける福井地所代表取締役の福井克秀氏は最近のマンション値下げ競争に少々困惑気味だという。通常なら3000万円の値がつきそうな物件が2000万円程度の価格で市場に出回り、売買仲介に苦戦するケースが増えてしまっている。

★1階店舗に一安心
東京都中野区のヒカリ興業が所有するヒカリビル1階にはスーパーフェニックスが入居している。出店に際して数千万円クラスの設備投資を行っているため、そうは簡単に退去しないだろうと考えていた。ところが、同ビルの次に出店した同店は一年経たずに閉店。中野店の方が好調を維持している。

★クリエーターが移住
神田の繊維卸売業、日東リビングでは線以外の衰退に伴い本業の景気が厳しさを増している。繊維流通の変化は否応なく街並の変化を促し、このエリアでは若手クリエーターの移住が増えているという。ビルにもクリエーターが書いた壁画が目を引く。

★キムチ臭くない?
新大久保でビルを経営し仲介業を営むニッタヤの取締役新部哲夫氏。同氏は土地柄もあって仕事をする上で韓国人と接することが多いそうだが、最近では韓国人の事業者も日本でのビジネスを覚え口臭剤を用いてキムチの臭いを取り除いて商談の場にやってくるそうだ。

★1400年の歴史
浜松町に壁面緑化したビルを所有し、渋谷区のビルでも壁面緑化計画を進めている開光不動産の松永氏は、先日約1カ月におよび欧州旅行に出かけていたが、その際に滞在したのが1400年前から続く荘園のゲストハウス。脈々と受け継がれてきた庭の歴史に圧倒されてきたそうだ。




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