不動産トピックス
万華鏡 金子庵のサービス精神を受け継いでビル経営行う
2004.09.27 16:47
北千住駅前にビルを経営する金子武彦氏。元々は先代からの家業で「金子庵」という蕎麦屋を営んでいた。これが”うまい”と評判で、昼時などは行列が絶えなかったそうだ。「金子庵」は味がいいだけでなく接客も良く、有名店にありがちな傲慢な態度はなかった。先代はいつも愛想よく、サービス精神をもってお客様に接していた。幼いころから金子庵で働く両親の姿を見て育った同氏曰く、ビル経営も飲食業もサービス精神の大切さは変わらないという。例えばエントランスは1階に銀行が入居していたころは鉄の扉、旅行会社が入居したらガラス扉とテナントの業種に合わせて改修。外壁には区の依頼で大型ビジョンを設置しているが、ビジョンのメタリックな質感に合わせ自費で外壁をクリーム色に塗り替えた。要望が来る前の先回りのサービスは金子庵の精神が受け継がれていると言えそうである。