不動産トピックス
交遊録 少年時代の原風景に韓国人との共生描く
2004.10.04 16:46
新宿区新大久保でビルを経営し不動産仲介業を営むニッタヤ取締役の新部哲夫氏と、新大久保通り商店街振興組合の森田忠利理事長は同じ小学校、中学校の同級生である。
両氏は生まれも育ちも新大久保。思い出すのは少年時代の街並みである。今でこそ韓国人事業者の進出が目立つ同地であるが、少年時代にはほとんど見られず、いわゆる日本的風景が広がっていたのである。現在、商店街の街づくり活動を行う森田氏はこう語る。
「韓国人との共生をはかりながらも、ここが日本であることを失わないような街づくりを目指したいです」
また、新部氏においても韓国人事業者に対しゴミの分別などの指導を行い、テナント管理を通じできれいな街づくりを図っているという。
両氏は韓国人とのより良い共生を目指すためにも、しばしば情報交換を行っている。
少年時代には縁のなかった韓国人が、両氏の親交をより深いものにしているのは不思議な縁である。