不動産トピックス
クローズアップ
2004.10.11 16:54
荏原製作所 直結給水ブースタポンプ「ピュアフレッシャー」登場 口径75㎜に対応赤水対策も万全
荏原制作所(東京都大田区)は、直結給水ブースタポンプ「ピュアフレッシャー」を販売している。
今年6月1日から東京都水道局が、従来メータ口径50mm以下であった増圧直結給水方式の対象建物を75mmまで拡大したことに応じ、開発・販売されたのがこの商品。ステンレス主体に作られおり、赤水対策が施されている上、ポンプが前面に配置され、メンテナンスのし易さに配慮されている。
販売を担当している荏原テクノサービス、東京支店汎用営業二部長の島崎行夫氏は「地下に受水槽を設置している中小ビルオーナーにとっては、検討してみる価値はある商品」と話す。
現在、多くの中小ビルでは、地下に受水槽が設置されている。こうしたビルのオーナーに対し、トランクルームや駐車場など受水槽スペースの有効活用を提案しており、ますます厳しくなる同業他社との争いの中、差別化を図っている。
テラルキョクトウ インバータ給排気ファン販売 飲食ビルからのニーズ増加傾向
テラルキョクトウ(東京都文京区)は、省エネルギー、省スペース化を追求した多翼送風機・インバータシロッコファン「CLF5―VF―HOH」を販売している。
IPM高効率モーターを採用し、ファン直動駆動、可変速の風量制御などにより、省エネルギー化を実現している。
営業企画室課長の川本雅彦氏は「飲食店舗などが入るビルには、好評で徐々にニーズが高まりつつあり、天井裏部分に設置が可能です」と話す。
集中監視・集中制御が可能で、設置するビルの個別の状況に応じ、システムを構築でき、さらに省配線化で工数と配線スペースを削減できる。飲食ビルオーナーには特にお勧めの商品といえる。
グローベン 雨水を貯水し自動散水 増加する屋上緑化に全面対応
造園材料メーカーのグローベン(名古屋市港区)は、雨水を利用した屋上緑化システムを販売している。
このシステムは、イングリッシュタンクを屋上に設置することにより、雨水を貯水し、安定した水分を散水する。
また、同社製品の自動散水システムを導入することにより、屋上など薄層土壌で育てられる植栽の巾が広がり、従来にも増して、バラエティに富んだ屋上緑化を楽しむことができる。
自動散水システムとは、屋上に降った雨を屋上面集水プレートに集水し、屋上集水タンクに貯水される。そこから小型ポンプにより、自動的に散水されるシステム。
加えて、単に散水するだけではなく、霧を発生させるシステムや池を浄化するシステム、アオコを除去するシステムなど取り揃えている。
従来、大掛かりな装置を必要としていた霧の発生を手軽にできる装置として話題性が高い。