不動産トピックス

交遊録 ITでコミュニティ形成

2004.10.11 16:46

 江東区亀戸で不動産仲介業を営む大竹商事代表の大竹哲夫氏は、阪神大震災時に若い単身者の死亡が多かったことに驚いたそうだ。概して地域コミュニティと関わりのない若い単身者には、災害時のアナウンスが行き届きにくいのがその要因。同氏は商店会振興組合の亀戸天神宮元会の代表を務める立場として、また業務上管理物件については 居住者を把握する仲介業者の立場として若い単身者を救いたい気持ちがあるそうだ。そのため、同氏はITを活用したネットワークの形成に取り組む。亀戸の町内行事などをメールマガジンで送信するシステムや若年層を中心に浸透するブログを商店会でも作成し、ブログ会員に更新情報を自動送信するシステムなどである。会員をどう募るかの課題はあるが、災害時にそのつながりが活きると信じているそうだ。




週刊不動産経営編集部  YouTube