不動産トピックス
クローズアップ
2004.12.20 11:30
コスモプロジェクト 羊毛を使用した安全な断熱材を販売 調湿性能により壁内結露防ぐ
安全で快適なオフィス環境を実現する断熱材「パワーフリース」を販売するのはコスモプロジェクト(長野県諏訪郡)である。
この断熱材は、調湿性能の高い羊毛を採用することで、壁内結露を防ぎ、ダニやカビの発生を防ぐ。また、天然の断熱材である空気を多く含むことで数値以上の断熱性を実現する。
「従来のガラス繊維を用いた断熱材のようにチクチクせず、柔らかな安全素材であるため、作業がしやすく丁寧な施工が可能です。また、手でカットして使用することも可能なので、通常の断熱材では施工できない隙間にも簡単に完全に充填することができます。」(サーモウールデスク矢沢浩二氏)
梱包材も含めて燃えるごみとして処理が可能で、有毒物質は出さない。最小販売単位は30㎡〜となっている。なお、断熱性能はR値2・2(・h・℃/kcal)となっている。
日本バイリーン 環境配慮型エアフィルタを名称統一 規制化学物質削減を実現
日本バイリーン(東京都千代田区)は、来年1月から、中高性能エアフィルタ「フィロトピアR」「フィロクリーン」を環境配慮型とし、「ECOalpha(エコアルファ)シリーズ」の統一名称で販売することになった。
同製品にはそれぞれ3タイプがあり、ユーザーの目的や用途に応じて使い分けることが可能。薄型、着脱式の採用で減容化・軽量化を実現し、独自開発による低圧力損失・高効率・長寿命の不織布ろ材をフィルタに採用、消費電力量約24%削減となった。また、「使用済フィルタリサイクルシステム」で再資源化と規制化学物質の削減を実現した。
これにより設計時での規制科学物質の削減、流通時での容減化、使用時での省エネルギー化、回収時でのリサイクルシステムを構築したことになる。同社では今後も製品の設計から回収にいたる段階で環境に配慮したものづくりとシステム構築を推進していくとのこと。
HAMADAテクノマシン 携帯用にも便利な避難器具を開発
HAMADAテクノマシン(愛媛県松山市)では救助器具「スーパースパイダー」を製造・販売している。
これは震災でのビル傾斜や火災時の避難などに使用することができるもの。総重量は2と軽く小さいため、携帯用の避難器具として持ち運ぶことができる。
直径5mmのロープの引張強度(新品時・静荷重の実測値)は980kgで、短時間であれば高熱にも耐えることができるという。安全上30〜120kgの人を対象として製作されている。
また使用時の装着や固定が簡単で、ベランダや家具、机などにも取り付けることが可能。下降時の操作はつまみを左右に回すだけでスピード調節や停止ができ、ビルの外壁・突起物による怪我、着地時の衝撃から身体を守ることができる。使用後はロープを逆に引っ張り元の状態まで戻せば何度でも使用できる。
オプションとして4mのフック固定用延長ロープがついてくる。