不動産トピックス

ビルオーナー伝言板

2005.01.31 10:24

★誰のビル?
杉並区でビルを経営する増田興産代表取締役会長の増田徹氏は北海道で温泉事業も営むが、そちらの事業が多忙となり10年間北海道に居を移して活動した時期があった。その間に杉並区のビルのテナントは移り変わりが多々あり、帰ってきた頃には様変わりしていたという。誰のビルだかわからなくなってしまったそうだ。

★コンシェルジェ
神楽坂の地でビルを経営する坂本二朗氏は、NPO法人「粋なまちづくり倶楽部」の代表も務める。同倶楽部では、石畳と坂の街・神楽坂を訪れる人々に道案内をするコンシェルジェを用意している。サービスは好評で週末には予約でいっぱいであるそうだ。

★利害関係に配慮
武蔵野市吉祥寺の商店街、仲町ダイヤ街。商店街振興組合で所有するビルが「ダイヤ街ビル」である。代表を務める河田健氏は自身でもビルを経営しているが、ダイヤ街ビルの経営は特別に難しいという。なぜなら周辺の商店と競合しないテナントを入居させなければならないからである。長期間の空室が発生した際には、誰の利益も害さないということで最終的に歯科医院が入居したそうだ。

★相見積もりは大事
平塚市にビルを数頭所有する大貫慎一郎氏のビルは配管が赤水でやられてしまい、解決するためにいくつかの業者に見積もりを提出してもらったそうだ。最高値で約1,200万円の見積もりであったが、粘り強く交渉を続けて最終的には約150万円の見積もりが出てきたという。そこは信頼できる地元の工務店で、最小限の配管を更新することで赤水の解消をはかるというもの。工事は滞りなく終了し、無事赤水は解決したそうだ。

★博多の秋の風物詩
定住者の流出や地域経済の低迷が続く中、昭和57年「このままじゃ博多がのうなる」の老人のつぶやきから活動を開始したのがNPO法人博多部まちづくり協議会。同組織が手掛けている街活性化を図る大イベントが、灯明ウォッチングである。福岡市の博多部の夜景を灯明の明かりで照らしだすため町中の通りや公園、ショッピングモールでは博多っ子の手により灯明で飾られる。昨年で10回目を数えており、秋には欠かせない風物詩となっている。

★人事異動
東京都千代田区飯田橋にてビル・ガソリンスタンドを運営する山商では、この程人事異動が行われた。代表取締役社長に穂保伸幸氏、弊紙に度々登場して頂いている穂保国雄氏は代表取締役副社長に就任した。

★エントランスリニューアル
福岡県福岡市南区大橋にてビル経営を手掛ける大橋西口ビルでは、ビルエントランスのドアを昨年自動ドアへと変更した。理由は両手が塞がった買い物客による体当たりでの破損防止。スライド式のドアを設置するスペースが無かったため、市内各地を回り発見したのが現在使用している開き戸タイプのものだったという。




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