不動産トピックス
交遊録 早稲田大学に生かされる街
2005.02.07 16:07
西早稲田でオフィスビルを経営する関口宏彦氏は、常々”この街は早稲田大学で生かされている”と感じるそうだ。確かにアパートの住人や各商店の客、街の活気に至るまで早稲田大学の学生らに支えられている様子がうかがえる。実際、同氏のビルにおいても早稲田大学OBが興したIT企業や人権問題を扱う社団法人などが入居している。同氏はそういったことの感謝の気持ちから、ビルの廊下や階段部分に画廊を設け学生たちの作品を展示するスペースを無料で提供している。不定期ではあるが、早稲田の学生に呼びかけると毎回多数の申し込みがあるそうだ。同氏自身は早稲田大学の出身ではないが、そのように学生との交流を深めていくうちに、ふと映画製作に情熱を注いでいた自らの青春時代を思い起こしてしまうそうである。