不動産トピックス

ビルオーナー伝言板

2005.02.14 16:28

★集客力安定
福岡地所が運営する大規模再開発キャナルシティ博多。安定した集客力を見せている。ショッピング、食事、映画、祝はなど幅広いアミューズメントを提供し、若者、家族連れ、観光客でオープンから9年が経過した今も賑わいを見せる。半球フレームの中央にはイベントステージがあり、休日にはイベントを欠かさず実施している努力の成果か。

★賃貸市場の鍵はIT
福岡で不動産投資コンサルタントを手がける日本システム評価研究所の山田毅氏は、IT化によるワークスタイルの変化が今後の賃貸オフィス市場の鍵だと指摘する。広いオフィスの需要は減少することになるのか、それとも一人当たりの使用面積が増えるのか見守りたいという。

★注目の株銘柄
東京都千代田区神田のビルオーナー裕幸社代表取締役の平岡直記氏は株を数年前から開始した。最近注目している業界はやはり不動産業界。特に新興デベロッパーや不動産再生ビジネスを積極的に行っている会社の高騰には目を見張るものがあるそうだ。

★後悔先に立たず
渋谷区代々木で経営する山高代表取締役の高松美智子氏は、約20年前のビル建設の際に費用節約のためにエレベーターの設置を諦めたそうだ。しかし年を重ねて体力の低下を感じ始めた現在は、無理をしてでもエレベーターを設置しておけばと後悔しているとのこと。

★憧れの人
浅草橋でビルを経営する石黒文七氏は、作家・瀬戸内寂聴氏の大ファンである。同氏の著作は全て読み、講演会にも度々でかけるそうだ。その魅力は年老いても艶のある文章を書くところであるとか。ただしファン心理が高じて瀬戸内寂聴氏のカレンダーを部屋に飾った時は、妻や孫娘から不評が相次いだとか。

★過去を懐かしむ
ビル経営、不動産仲介を行う新宿区の丸板。同社売買事業部長の瀧澤馨氏は競売による不動産の取得も目指すが、昨今のエンドユーザーの高値入札に白旗を上げるケースも多いという。築地の魚河岸のようにプロだけが集っていた一昔前の不動産競売市場を懐かしく思うそうだ。

★少し迷惑?
千代田区でビルを経営する技宝堂の矢島涼子氏は、皇居近くにビルを所有する。海外から国賓が訪れる時などは警察のパトロールがビルを調べに来るそうだ。防犯効果にもつながるが、屋上の隅々まで不審者を探す警察には少々辟易するようだ。

★建材研究
代々木で複数ビルを所有・運営する梅村ビルの梅村社長は、光触媒が登場したと同時に外壁塗り替え工事に採用したほど新しいもの好き。現在は先日セミナーで知った日本ペイントの4フッ化フッ素樹脂塗料が気になっているという。




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