不動産トピックス
交遊録 小学校時代の縁から始まった鹿島との20年以上の付き合い
2005.02.14 16:06
港区芝にビルを所有する松下篤之氏がビル建設を計画したのは昭和57年。施工会社の選定は地元の工務店より建設費が約3割も高かったが、耐震性や長期保証等を考えて大手ゼネコンの鹿島建設に依頼した。延床面積役430坪の建築計画である。当時、鹿島建設は延500坪以下のビルの建設は受注しないという風聞があった。しかし松下氏は当時の建設担当者で後の鹿島建設顧問小島三雄氏と同じ赤羽小学校の出身であり、松下氏の弟がよく小島氏に野球に誘われて遊んでいたという縁もあって施工を請け負うことになったそうだ。ビルは昭和58年に着工し、昭和59年に竣工。以来、ビル管理やテナント誘致なども鹿島建設が行い現在まで20年以上の付き合いが続いている。松下氏は人の縁がどこでどう実を結ぶかわからないとつくづく思うそうだ。