不動産トピックス

ビルオーナー伝言板

2005.02.28 14:42

★エアリウムカウンター
江東区南砂にビルを所有する光陽では、ビルの1Fロビーに喫煙スペースとなるエア収容できる広さであったがセミナー中は終始リウムカウンターを設置。総務部不動産担当の村田光弘氏によると、非常階段などで喫煙されると管理上危険なこともあり、いっそ喫煙スペースを設けた方がビル内が清潔に保たれると考えたからだという。テナントや来館者からは好評でロビー内の人の定着率が向上しビルに活気が生まれ、それに合わせて自販機などの売上も伸びたそうだ。

★郷に入れば郷に従え
神楽坂でビルを経営する菱屋代表取締役天利義一氏は本業でアジア雑貨の輸入販売を行うこともあり、タイやラオスなどに年7回は買い付けに向かう。以前、インドで歩行中に集団強盗に襲われるという体験をしたことがあった。その際、服装が日本にいる時と変わらないファッションだったことから、それ以後は現地人と同じ服装をすることを心がけるようになった。しかし、あまりにも染まりすぎて日本人に気づかれなかったこともあったそうだ。

★居場所はない?
松下篤之氏の所有する港区芝のビルには以前、某製菓会社がほぼ1棟借りの状態で入居していた。その製菓会社にとっては同ビルが初の東京支店であったそうだ。業務縮小のため同氏のビルから撤退することになったが、やはり思い入れの強いびるであり、また業績が回復すればぜひとも同氏のビルに入居したいとのこと。ただ、現在同氏のビルは約8割のテナントが埋まっており、現実的に再び1棟貸しに近い状態で入居することは難しいようだ。

★組織の難しさ
千代田区九段北にビルを所有する坂口芳治氏。同氏はビル1階店舗において本業である和菓子店「あられ処さかぐち」を運営するとともに、九段商店会振興組合理事長を務めている。同エリアでは商店そのものが減少傾向にあり、商店会活動も年々規模の小さいものになっているが、同氏は周辺の商店に対して無理に振興組合の加盟を求ないという。結局のところ街づくり活動をしたいという意志のない者を参加させても、熱心な者たちのやる気を減退させてしまうからだそうだ。

★隣接地の工事に困惑
東京都港区芝浦にてビル経営を行うオーディーエービルの小田隆一郎氏は、隣地の建築工事に頭を悩ましている。というのも窓のすぐ近くで作業員が動き回っているため、外を見ると目が合うことも少なくないからだ。台所に立っているときは、後ろから何か視線を感じ落ち着かず、早く工事が終わらないかと心待ちにしている。

★孤軍奮闘
日本駐車場開発福岡支社にて支店長を務める小川雅央氏は単身、事業拡大を図るため福岡にて営業活動に励んでいる。関東と違い自ら駐車場を手掛けるビルが多く、勝手は違うものの持ち前の粘り強さで徐々に受注を増やしている。

★衰えぬ人気
池袋のランドマークサンシャインシティ。ナンジャタウンの餃子スタジアムの衰えぬ人気、プラネタリウムの復活など、ここ数年間集客力が減るどころか、むしろ土日の人出は増えているという。コンスタントなテナントミックスが功を奏しているのだろう。




週刊不動産経営編集部  YouTube