不動産トピックス

ビルオーナー伝言板

2005.03.07 16:01

★患者のために
東京都新宿区新大久保に2棟のビルを所有する甲藤明徳氏。同氏は新大久保のビルを購入したことについて、新宿都心部から近いわりに売買価格が安いことを第一の理由にあげた。また同氏は美容整形外科を運営しており、全国から患者が訪れるため、わかりやすく新宿という名の通った住所がほしかったそうだ。ちなみに同氏のビルは駅から徒歩3分と近い位置にあり、地方から訪れる患者も迷うことがないそうだ。

★300人の村
病院経営とともに老健施設の開発、ビル経営を行う湖山グループ代表の湖山泰成氏は、老健施設の開発・運営は人口300人の孤島でも成り立つという持論をもっている。そのうちわけは入居者が100人、施設の運営者が100人、役所の人間が100人であるという。1人の入居者に1人の介護者でケアし、あとは公共的機能が備わっていればスムーズにいくという。また、地方での開発には地元地権者とのトラブルがつきものだが、行政を通して交渉を行えば比較的納得してもらえることが多いという。行政からの介護分野における民活の要請に応えることを同氏は使命と感じているそうだ。

★ナンバー1にふさわしい
武蔵野市吉祥寺にて3棟のビルを経営する本田拓夫氏。同氏は吉祥寺商店街振興組合理事長もつとめるが、近頃とあるアンケートで吉祥寺が住みたい町ナンバー1に選ばれたことが大変うれしかったそうだ。地権者住民としてゴミ拾いや各種イベントの企画をしてきたこともその要因の1つになっていればと思うそうだ。ただ、気がかりなのがビルの耐震問題。耐震補強を手がけたい気持ちもあるそうだが、行政が主導して街のビル一斉に施さなければ意味がないと現在は手をつけずにいる。

★悪徳業者
新橋にビルを建設中であるアルファスタジオ代表取締役の下山剛志氏は、当初ビルではなく本業であるカメラマンとして使用する自社の撮影スタジオを建設するつもりであったという。しかし、土地を探す不動産屋さんに相談しているうちに、ビルの建設へと導かれてしまったそうだ。同氏は時々、自分が悪徳不動産屋に騙されてしまっているのでは?と思い悩むこともあるとか。

★巨匠の影響
岡田不動産代表取締役の岡田一弥氏は、入念な計画、大胆な行動を信条としている。所有地の開発やビルの建設の際にそれらは活かされ、所有ビルにてオープンした自由が丘スイーツフォレストは年間100万人の観客を数え大成功を治めた。同氏の信条は映画界の巨匠、黒澤明監督の言葉「悪魔のように繊細に、天使のように大胆に」から影響されたらしい。

★ゴルフは別格
マンション・ビルの企画・開発・販売を行う前田興産取締役事業副本部長の峰村俊孝氏の趣味はゴルフ。取引先とのコミュニケーションはゴルフが一番とのこと。以前、たまには趣向を変えて野球やサッカーなどを提案したそうだが、なかなか人数が集まらない。しかし、ゴルフとなると朝早くから大人数が集合してくるそうだ。




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