不動産トピックス
ビルオーナー伝言板
2005.04.11 16:55
★歯科よりも
歯科医院とビルを経営する美浜歯科院長三輪正雄氏。自身が行う仕事としては歯科医師という仕事に誇りを持っているが、所有ビルのテナントとしては歯科医院より耳鼻科あるいは眼科を入れたいそうだ。歯科医院は医院の数が飽和状態になっているのに対し、耳鼻科・眼科は相対的に数が少なく、また花粉シーズンには特需もありテナントとしての安定感が見込めるからである。
★不法駐輪
日本最大の宝飾街”ジェリータウン御徒町”でビルを経営得する司宝商事代表取締役の庄司彰夫氏は、周辺のビルに入居する宝石加工場で外国人労働者が目立つようになったと感じている。主に中国人、インド人などである。加工所は販売店とちがって空中階にあることが多く、直接彼らの姿を目にすることは思いの外少ないという。しかし、彼らの交通手段である自転車がビルのエントランスや歩道やJR御徒町駅周辺に何台も並べて停めてあり、そこから外国人の増加傾向を類推しているそうだ。数年前にはなかった光景だけに、不法駐輪に関しては行政の対応を強く望んでいる。
★らしさ
自由が丘で2棟のビルを経営する岡田不動産。自由が丘駅周辺において再開発の構想があり”自由が丘らしさ”をめぐって賛否両論となっているが、同社代表取締役の岡田一弥氏はとうに大きく反対していないそうだ。同氏は自由が丘に住む住民の完成を信じており、その住民が賛成というなら必ずいいものができると確信している。また定着している”自由が丘らしさ”にこだわるより、自由にどんどん変容していく方が自由が丘らしいと考えているそうだ。
★移り変わり
江戸川区の小岩北口商店会理事長をつとめ、同地にビルを所有する植草誠氏は商店会でのイベント開催など街づくり活動にも積極的である。小岩には古くからの相撲部屋が多数あり、商店会の福引の特等賞はながらく相撲の升席観戦チケットと決まっている。しかし、昨今は相撲観戦では受けが悪く、東京ディズニーランドのチケットにしたところ福引参加者が急増したそうだ。同氏としても複雑な気分だったそうだ。
★進む買収
秋葉原ダイビルのオープンでIT拠点としての新たな街が動き出した。つくばエクスプレスの開通、UDXビルの竣工などまだまだ発展は続く。その影で目まぐるしく動いているのが岩本町周辺だ。同エリアにビルを所有する電子機械サービス代表取締役福永忠男氏によれば、その就業人口を見越してかマンション用地買収に躍起のデベロッパーが最近目立つという。
★経営に自信
ビル経営サミットにて見事な講演を行ってくれた山根エンタープライズ代表取締役の山根秀宣氏と福岡最大手の管理会社三好不動産代表取締役社長の三好修氏。山根氏はマンション経営においての付加価値急増や規制緩和、入居者のリフォームレベルに合わせたフレキシブルな契約条件などで行っていることが三好氏と同じであったことから、自分のやり方が間違いでない確信を得たという。