不動産トピックス
ビルオーナー伝言板
2005.04.25 13:38
★外壁から生える木
歯科医院とビルを経営する美浜歯科院長の三輪正雄氏のビルはユニークである。ビル上部の外壁から1本の木が生えており、枝にフクロウのオブジェがとまっている。歯科医院という接客の大切な仕事を行うことから、ビルにもサービス精神が必要と感じて外壁に埋め込んだそうだ。地域の住民にも印象的なビルとなっている。
★神宮前にショウルーム
横浜市関内でビルを経営するベルファニチャー代表取締役の鈴木庸司氏の本業は、飲食店用のイス・テーブルの設計・製造・販売である。飲食店の内装に応じたイス・テーブルを設計・製造できる業者は少なく、空間にこだわる飲食店主やHUBやマクドナルドなどの大手飲食チェーン店からの依頼が絶えないそうだ。本社は横浜市南区にあるがショウルームを渋谷区神宮前に設けており、イス・テーブルの世界を堪能できる。
★早熟の鮨職人
新宿区で不動産賃貸業を営む八千代鮨の斉藤幸行氏。同氏は社名が表すように元々は鮨職人だった。14歳から修業を積み18歳で独立をした早熟の鮨職人で、新宿区鮨商連合会会長の任を任せられるほどに八千代鮨を名店に育て上げた。現在は跡継ぎが鮨を握っており、同氏は不動産業に専念。賃料収入を今まで職人としてがんばった分の高めの年金と捉えているそうだ。
★少子化が悩み
千代田区にビルを所有する渋木許晴氏。同氏は千代田宇九段商店街青年部において街づくり活動に取り組んでいるが、近頃の悩みは住民人口の減少である。特に子供の数が減少していることは、街づくりおいても深刻な問題だそうだ。例えば祭りなどのイベントを商店街で企画しても、やはり子供が少ないと盛り上がりに欠け、街の活性化を狙ったつもりが却って街の問題を表面化する結果になってしまうとのこと。
★様子見
東京都内にて9棟のビルを所有する電子機械サービス代表取締役の福永忠男氏。これまで競売でビルを取得してきたが、昨年度は区分所有権を取得したのみ。取り下げが増加していることと、考えられない程高値の入札額に戸惑っているという。しかし、こればかりは「縁」だということもあり、気長に待ち無理買いは決してしないよう心がけている。
★学生企業
東京都渋谷区にて不動産再生事業を行うイントランス代表取締役の上島則男氏は大学時代「学生企業」を主宰して、イベントの企画・運営やスポーツクラブの共同経営など様々な事業に熱中し、忙しく過ごした結果2年間留年。しかし、この時の熱き経験が今、急成長を続けている会社の大きな土台に少なからずプラスになっているという。