不動産トピックス
ビルオーナー伝言板
2005.05.09 16:35
★立場が逆転?
元カメラマンで撮影スタジオ経営を経て現在、ビルを経営するフォトグエム・エヌの三浦波夫氏。同氏はバブル期にスタジオ経営を廃業したが、その理由はアシスタント不足だという。撮影アシスタントの仕事は重労働だがやりがいがあり、当初は希望に燃えた若者が集っていたという。しかしバブル期になると楽に稼げる仕事も増え、アシスタントが長続きしなくなった。最終的にはアシスタントにお願いをして働いてもらうような形となり、何のために経営者になったのか分からなくなったそうだ。
★頭の中の地図
先日、弊社主催の「ビル経営サミットIN東京」に参加した不動産投資アドバイザーの広瀬智也氏。特に印象に残ったのは、第2部の銀座ビルオーナーのパネルディスカッションだったそうだ。サエグサ本館ビル、対鶴館、不二越ビルディングなど銀座のランドマークとも言えるビルのオーナー達が現れ、「あのビルと、あのビルと…」というように頭の中に銀座の街を思い浮かべながら話を聞いていたとのこと。
★堀江氏支持
板橋区常盤台に3棟のビルを経営する江川徹正氏は、世間を騒がせたライブドアとフジテレビの抗争についてはライブドア堀江氏を支持するという。同氏は脱サラして起業という賭けに出た経験があることから、冒険心の旺盛な堀江氏に共感するそうだ。現在同氏はビル経営に専念し順調経営を維持しているが、堀江氏に刺激されて新たな事業を始めることも真剣に考えたとか。
★竣工時の感動を再び
川崎市で住居・商業・オフィスの複合ビルを経営するライフ代表取締役の手塚茂氏。現在、所有ビルのコンクリート外壁が塗装工事の真最中である。当初はコンクリートの改質や補修のみということも考えたそうだが、塗装を行うことで外観が建設当初の輝きを取り戻すと思ったからという。塗料会社によりCGでビルに配色した様々なカラープランを提案されたが、最終的には竣工時と同じ打ち放しコンクリートの色を選んだ。出来上がりが楽しみであるそうだ。
★季節感を大切に
晴海トリトンスクエアの管理を手掛ける晴海コーポレーションが今年新たに取り組んだのが、鯉のぼりの設置だ。テナント企業の従業員が心地よく働くことができるよう、また商業施設に訪れた来館者に季節感を大切にしてもらいたいという願いから実施したサービスであるという。
★門戸を広げる
東京都文京区にてビルの賃貸・管理を手掛ける駒宮不動産はテナントを募集中。保証金の額を3カ月に抑えることで滞納、夜逃げ等のリスクを負担し、初期投資費用を避けたいと考えるテナントを誘致することで門戸を広げる構えだ。