不動産トピックス
交遊録 医院経営にメスを入れ医者の悩みを解決する
2005.05.30 15:15
医療ビルのプロデュースを行う日本複合医療施設取締役の渡邊大介氏は、ビルオーナーに向けて医療ビルの提案を行うとともに医者に向けて自社がプロデュースする医療ビルでの開業を薦めるのが仕事である。当然ながら同氏は医者と触れ合う機会も多い。先日は六本木のビルで開業する内科医と面談。内科医は周辺ワーカーは比較的年齢層が若い人間が多いため、人口密度の割に思ったほど患者が来ないと嘆いていた。また、ある美容外科医はIT企業が入居するビルで開業しているが、会社そのものは業績を伸ばしていても社員の給料は思いの外安いためクリニックにお金を落としていかないと悩んでいた。同氏はこうした医者の声を医療ビル開発の際のマーケティングに活かしているが、自分が病気の際には頼りにしている医者に頼られているのは不思議な気分であるそうだ。