不動産トピックス
ビルオーナー伝言板
2005.07.11 15:55
★田町ビル退任
田町ビル常務取締役の田淵正昭氏が6月29日、同社を退任した。関連会社の田町センタービル建築物及び設備並びに敷地の管理運営を行っている田町センタービル管理に着任することになり、引き続き田町ビルの発展と継続に邁進していくこととなった。
★淀屋橋ウエスト
淀屋橋オフィス街の通称「住友村」の街づくり「淀屋橋ウエストプロジェクト」が好調だ。1階に入居していた銀行テナントの退去後、カフェ、イタリアンレストランなどこれまでなかった飲食店を誘致し、賑わいが創出されている。住友村を中心として面的に広がり、飲食店が出店するようになってきているが、ついにアパレルテナントの出展も決まり現在準備中だという。プロジェクト開始から3年が経過し、ますます魅力的な街として生まれ変わろうとしている。
★ノンリコース
香川・高松での不動産証券化など、地方での証券化アレンジなどを積極的に手掛けている不動産ビジネスコンサルタンツ。現在、進めているのが仙台の立体駐車場でノンリコースローンを調達するとのこと。駐車場の性質上、固定収入ではない点が出資を受けにくいところだが、一応順調にクローズまで持ち込めそうだという。
★起業家をつのる
大阪市本町でビルを経営するラジャン・ケマニ氏は、外国人の視点から日本人はもっと積極的に起業をするべきだと常々思っているそうだ。同氏の母国インドでは貧富の差が激しいという現実もあるが、少しでもチャンスがあれば起業し失敗してもチャレンジ精神が認められるといった風土があるそうだ。もちろんビル経営の同士としては、積極的な起業がビルの稼働率向上に結びつくため、日本人がチャレンジ精神を持つことを切に願っている。
★成り行きにまかせて
板橋区常盤台でビルを経営する同氏は、常盤台周辺で構想されている再開発について、明確な自分の意見を持てずにいるという。景観や伝統ある商店の保存価値を理解しながらも、地権者・商店主には現実として相続税や後継者問題などがあり追い込まれた彼らが再開発の話に乗る心情も見過ごせないと考えている。同氏自身も相続税の問題からビルを建設した経緯があり、無責任には意見を言えないそうだ。以前は地権者として街づくり活動に携わっていたが、昨今では一線を引き自然体で事の成り行きを見つめているそうだ。