不動産トピックス
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2005.08.15 10:34
不二サッシ 劣化が少なく汚れにくい外壁材 無機系塗装アルミ建材を新発売
不二サッシは、汚れ防止型の無機系塗装アルミ建材「CP4500」を開発し、販売を開始する。
「CP4500」はセラミックを主成分とした無機系塗料により塗装されているため、紫外線などによる劣化が少なく耐候性に優れている。さらに汚れ防止型無機系塗装建材でもあるため、排気ガス、煤煙、砂埃などに起因する雨すじ跡汚れが付きにくく、建物の外装美観を長期間維持する。
ハルス(光安定剤)ハイブリッド樹脂を採用しているため、塗膜性能はふっ素樹脂系塗装品とほぼ同等の性能を有し、またセラミック複合タイプなので耐磨耗性、耐すり傷性はふっ素樹脂系塗装品以上、引っかき硬度(鉛筆法)4Hの性能を示す。
なお、初年度の販売目標は塗装面積2万㎡となっている。
エービーシー商会 レベル調整可能なパネルデッキ発売 屋上・ベランダを有効活用
エービーシー商会は、ベランダや屋上の下地を傷つけずにレベル調整可能なパネルデッキ「リザルト」を発売開始した。
ビルやマンションの屋上やベランダにパネルデッキを敷き詰めて活用する事例が増えているが、一般的にこれらの箇所は、段差や勾配が設けられており、脚の長さが固定されている製品では段差が生じてしまい、歩行感が悪いだけでなく、段差による転倒事故を招きやすいものであった。
「リザルト」は、バリアフリーを意識して段差解消を行うため、支持脚を「80〜135㎜」「120〜460㎜」「90〜460㎜」の高さ調整ができる3タイプラインナップした。また、支持脚の台座に角を取ったリサイクルプラスチックを使用しているため防水層を痛めない。
材工設計価格は平米2万9000円からとなっている。
富士通ゼネラル 空調試験設備に9億円投資
富士通ゼネラルは、本社内(川崎市)空調機試験設備を大幅に増強する。また、主力工場の一つである富士通将軍(上海)有限公司内においても、本年3月に技術棟を完成させ、中国での開発試験設備を増強した。これらにより、家庭用の小型空調機以下から業務・ビル用の大型空調機までを取り扱う総合空調機メーカーとして、技術開発力と信頼性のさらなる向上を図る。
川崎の開発拠点では、本年9月までに21畳相当の試験ルームを備えた業界最大級の「環境試験室」やトップクラスの性能の「騒音試験室」など最新の試験設備を始め、約20の設備を更新、増設。試験室のIT化も進め、集中管理・自動化を図る。
また、上海の開発拠点では、2000㎡の技術棟を新規建設するとともに、「カロリーメーター」増設、「EMC試験室」など最新設備の導入を図った。海外の開発拠点においても、最先端商品の開発を行う。
なお今回の投資総額は約9億円である。