不動産トピックス
ビルオーナー伝言板
2005.08.15 10:32
★JRA効果
開発が進む梅田北ヤードエリアに建つ北梅田ビル。周辺にはJRAの場外馬券場ができ、日曜日などは人通りが激しくなるという。そのため、JRAが警備員を配置して人の流れがスムーズになるよう誘導しているが、それが北梅田ビル周辺の違法駐車の排除や防犯効果の向上にもつながっているそうだ。元々違法駐車がたえないエリアであったが、周辺の開発により思わぬ恩恵を受けることになったようだ。
★自社ビルの将来
ホームシアターの取付販売などを行うアシベ電機代表取締役の芦邊康徳氏は、大阪の電機街・日本橋に自社ビルを数棟所有している。しかし、昨今の不況から所有不動産の処分について度々考えることがあるそうだ。ホームシアターの取付・販売の業務は店を構えて客を待つというよりも、積極的にユーザーやマンションディベロッパーのもとへ動いて営業を活動するため、必ずしも日本橋の地に会社があることにこだわっているわけではないという。将来的には自社ビルを賃貸マンションにしていくことも視野にあるそうだ。
★日本人と変わらない
新大久保でビル賃貸・不動産賃貸事業を営むニッタヤ取締役新部哲夫氏は、場所柄、韓国人の事業者と仕事をともにすることが多いそうだ。バブルの終わりごろから新大久保には韓国人が増えてきたというが、当初はビジネスの場で
名刺交換など日本の商習慣に順応していないことが度々あった。昨今は日本人と話をすすめるのと何ら変わらないそうだ。何より驚いたのは、全くキムチの匂いがしなくなったこと。口臭予防のガムを噛んでから商談に臨むなど、韓国人事業者も努力としているとのこと。
★社名の由来
神田、吉祥寺でビルを経営する荻野忠孝氏は、2棟の所有ビルの管理会社として雁金を設立している。同社の名前は、元々本業として運営していた着物店の屋号に由来するものだそうだ。その着物店は現在の神田のビル所有地で運営していたそうである。吉祥寺の敷地は、当時から住居として使用していたものだ。現在も吉祥寺のテナントビルの最上階に住んでいる。着物店はなくなっても、ビル管理会社に形を変えて名前が残り続けていく。
★マンションの供給過剰問題
東京都港区芝浦には、近年大規模マンション「芝浦アイランド」に代表されるようにマンション供給が盛んにおこなわれいる。同エリアにてビルを保有するオーディーエービルの小田隆一郎氏の敷地でも現在、ワンルームマンションが建設中だ。同氏のビルと高さは同じなのにも関わらず、階数が多いことから天井高はかなり低くなるのではないかという。遊体化した土地とはいえ、収益を極限まで高めようという開発者の考えに小田氏は疑問を持っているそうだ。