不動産トピックス

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2005.10.31 16:49

キング工業 履歴機能付キーボックスの発売間近 他社製品の5割安を目標
 耐火金庫、歯科医療機器などを製作・販売するキング工業では、カードプラス暗証番号で履歴を残すことができる「履歴機能付キーボックス」を開発し、近日発売を開始する。
 キーボックスは、カギを持ち帰らせないことでセキュリティ性を高めつつ、カギ管理を無人化するための設備だが、従来の製品では利用履歴を残せないタイプのものが多かった。近年では、履歴機能付の製品も各メーカーから販売されているものの、コスト面などから導入が進まずにいたという。
 こうした背景から、同社では、他社製品に比べて5割程度安い商品の開発に着手。本年中に販売する目処を立てた。主な機能は次の通り。
 ①カギ保管部は制御部1台に対して、最大10台(カギ300本)まで接続可能。②登録・削除・扉の開閉・カギの取り出し・返却など1年分の履歴を保存。③カードと暗証番号でカギの取り出し・返却を行う。④最大99名まで登録可能。

WITジャパン データセンター向けソリューション 信頼性高め、コストも削減
 大量のデータを預かるデータセンターは、高度なセキュリティ性能が要求される。ダブル・アイ・テー・ジャパンでは、国内では珍しいデータセンター向けのソリューションビジネスを展開している企業だ。
 「当社のデータセンター監視制御システムは、データセンター内の各ラックやフロアごとの環境を高品質な分散制御で集中管理し、データセンター運営の高効率化コスト削減をサポートします」(藤氏)
 具体的には、電源の異常や過負荷、温度上昇など障害の原因を早期発見し、入退室や扉の開閉などIT機器への物理アクセスを監視するなどの機能を持つ。専用ソフトを用いてラックの使用状況を管理するなど、データセンターのファシリティ環境を一括監視制御することができ、データセンター運営の信頼性向上が可能だ。
 なお、システムは、ロンワークス対応となっている。

ビー・ビー・ダブリュ 袋詰め器・土のう製作器を販売 袋詰めの時間を短縮 地域災害対策に最適
 ビー・ビー・ダブリュでは、袋詰め・土のうを、素早く安全に製作できる器具を販売している。
 利用方法は、それぞれの穴に1袋ずつ入れて、袋上部を折り返して蓋をのせる。そこに土を入れ、均し、上蓋をとり、本体を抜きあげる。あとは、ヒモを結ぶだけで土のうが完成するというものだ。
 この製品により、1人で1日640袋、3人で1日2000袋の土のう作製が可能となり、圧倒的な作業時間の短縮になる。軽くて操作が簡単なので誰にでも利用することが可能であり、小さくて組み立てが自由なので保管場所を選ばない。また、袋を持たないで袋詰をできるため、安全に、しかも均一土量の土のうを作製できる。維持管理費用も不用だ。
 オプションパーツの体への負担を軽くする「らく楽グリップ」完成した土のうの運搬に利用するハッカー「B・B・Wハッカー」を利用すると、より作業効率アップが可能となる。

ミドリ安全 女性でも使用できる災害時救助の必需品 移動式救助工具セットを新発売
 ミドリ安全では、相次ぐ大型地震の発生を受けて、防災用品の販売を強化している。非難時に必要なヘルメットや非常持ち出し袋から避難生活に必要な食料、救助用工具セットに至るまで、あらゆる防災用品を取り揃えている。
 中でも、ビルなどの施設向けの防災セットは数種類用意されているが、最近発売を開始したのが、移動式救助工具セット「ミドリレスキュー」だ。
 このセットは、女性でも持ち運べることをコンセプトとして、救助工具格納箱に車輪と手押し用のハンドルを取り付け、楽に移動ができるように工夫されている。セットの中身は、平バール900㎜、大ハンマー、ツルハシ、スコップ、万能斧、油圧ジャッキ、ヘッドランプ(防水タイプ)、ブルーシート、防じんマスク、ビニポツ軍手、ゴーグル、救急パック、サバイバルシート、工具箱(ドライバー、のこぎり他)、乾電池などが入っている。
 既にオフィスビルなどでも導入が進んでいるということで、数セットまとめて導入する施設もあるようだ。なお、販売価格は15万円となっている。




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