不動産トピックス
ビルオーナー伝言板
2005.07.18 14:42
★イタチごっこ
大阪の電機街日本橋「でんでんタウン」で電化製品販売店を経営し不動産賃貸業を営むサワダデンキ取扱の澤田沢治氏は、昨今でんでんタウンの路上にはびこる違法ソフト販売業者の追放運動を行っている。そういった業者は公開中の映画の
DVDなどを摘発を恐れて路上で流動的に販売をしており、その影響から合法なDVDを販売している店舗の売上が減少しているという。同氏は商店会として警察に陳情し、昨今は取り締まりも厳しくなってきている。車を停めて短時間で販売し、すぐさまエンジンをかけて逃走するといった悪質業者もあらわれており、イタチごっこの状態はなかなか解決されないようだ。
★見かけによらず?
五反田駅前の飯島ビルは、多数の消費者金融会社が入居している。一般の事業者の約2倍の賃料を払うそうだが、ビルのイメージは悪いものとなっていることも現実である。また、ビル内でテナントと客との何らかの事件性のあるトラブルも予想され、リスクも大きいと見ている。そこで同社では1つのリスクヘッジとして、同じ消費者金融でも大手としか契約を結ばないようにしている。ただし、一般的に消費者金融業者はビルに入居しずらいことを自ら理解しており、オーナーの心証を悪くしないためにも賃料の遅延・延滞などはめったにないそうだ。飯島ビルでは共用部の清掃なども常日頃テナントが行っているとか。
★築地市場駅
築地にてビルを経営する川岐代表取締役の早川洋史氏は、ある疑問を抱いている。ビルから徒歩1分の距離にある都営大江戸線「築地市場駅」が開通して以来5年経つが、そこからの乗降客の影響をビルとしてほとんど受けていないと感じることである。ビルから徒歩7、8分の新橋駅や東銀座駅を利用するテナント関係者の話は聞くが、築地市場駅を活用するという話は滅多に耳にしないそうだ。大江戸線沿線の住居インフラの開発の遅れやターミナル駅の少なさなどが遠因として考えられるが、最寄りであるだけにもう少し利用者が増えてもいいのではと思うそうだ。
★世界最大の急須
中華街のフードテーマパークビルである横浜大世界には、ギネスブックにも登録されている世界最大の急須が展示されている。それは中国の陶磁器「景徳鎮」の一種で、高さが約3メートル、幅が約1メートルの巨大急須である。1階のお土産コーナーに展示されているが、物珍しさから立ち止まって見物する人が後を絶たない。同社専務取締役の平野均氏によると、その前で写真撮影をするのが観光客らの定番となっているそうだ。ちなみに、その急須でお茶を淹れたことはいまだかつて一度もないとのこと。