不動産トピックス
クローズアップ ハト対策編
2006.03.06 17:06
リューエイ産業 金属部分にバネと同素材使用 ステンレス剣山タイプを販売 製品を組み合わせて設置し飛来を防ぐ
リューエイ産業では、鳥害対策製品として剣山・ワイヤー・ネットの3種類を取り扱い、それらを施主のニーズに合わせて鳥害対策に対応している。
同社の方針として、施工の前には施主と十分にコミュニケーションを取り、意見・要望を聞き入れた上で、現場の状況や予算に合わせて最適な製品の選択・施工を行なう。
「バードスケープは3年前の販売開始から現在まで、一度もクレームを受けた事がありません」(専務取締役穂坂氏)
同製品はステンレス剣山タイプとして販売を開始、烏が触って曲がったり折れたりする類似品が多い中、金属部分にバネと同じ素材を使うことで頑丈さを実現している。
大きさは375㎜だが、土台部分が手で簡単に折れる構造になっていて長さの調節が容易、施工も簡単にできる。製品の値段は800円。商品のみの販売も行っている。
あんじん 塗布するだけで効果を発揮する植物性忌避剤 人体には影響せず安全面も考慮
あんじん(佐賀県伊万里市)では5年前より塗るだけで鳩が近づかなくなる、植物性忌避剤「B-ST」の開発・施工を行っている。
「B-ST」以外にも塗布することで効果を発揮するタイプは以前から存在したが、これまで販売されたものは、薬が効きすぎて鳩が死んでしまう製品や、逆に忌避効果が短い薬剤も多かったという。
「当社で取り扱っている忌避剤は人体に影響しないように、植物性となっています。10年前に私が開発し、5年かけて製品化にこぎつけました」(あんじん代表取締役小島安博氏)
施工手順として、現場の糞清掃と忌避剤塗布を行う。通常であれば2〜3週間で鳩は近寄らなくなる。鳩は巣立ちから大体5〜6ヶ月で成鳥し、必ず生まれた場所に戻ってくるので、この期間は特に注意が必要とのこと。
その後の3年間は同社システムによる無料保障期間となり、アフターフォローをしっかり行うことで施主を鳥害から守っている。
大庭ビルメインテナンス 磁力と視覚に訴え鳥類の飛来を防ぐ 自社開発バードバイ計4タイプを販売中
ビル総合メンテナンスを手がける大庭ビルメインテナンス(東京都板橋区)では、鳥害対策に自社開発の「バードバイ」の施工を行い、効果をあげている。
この製品の主な特徴は、鳥が集まる場所に磁石を使用した器具を取り付け、磁力を嫌った鳥が近づかなくなるというもの。
帰巣本能がある動物は、脳に磁石の機能を備える細胞を持つと言われており、意図的に磁場が発生している空間を作ることで、鳥が嫌がって近づかなくなることを狙うものだ。
「バードバイ」はネット、ワイヤー、ブラインド、そしてヤジロベータイプの計4種類を販売している。
ヤジロベータイプは風や羽ばたきで触れることで揺れ始める。そして磁気反応により次々と他のヤジロベーも大きく揺れる。
「視覚的にも影響を与えることで鳥の飛来を防ぎます」(大庭氏)
ブレイン 磁石専門商社が考えた強力磁石製品 女性にも行える容易な施工
創業以来、磁性材・磁石製品の製造及び販売を手掛けているブレイン(横浜市磯子区)では、10年以上前から独自の技術を活かした鳥害対策製品「バードキラー」シリーズの販売を行なっている。
この製品は、鳥が忌み嫌う磁力を効果的に発するネオジュウム磁石とSRフェライト磁石を組み合わせた構造となっている。
バードキラーにはウイング・ウイングツイン・アンテナタイプの3種類がリリースされており、ウイング・ウイングツインはそれぞれを紐で吊り下げることで、磁力空間を作り出す。紐で結ぶだけの施工で設置が完了する為、女性にも簡単に取り付けることが可能だ。
「磁石専門商社が開発したバードキラーの効果を是非体験して下さい」(石田氏)
なお、購入の際に週刊ビル経営を見たと申告すれば、ウイングツイン1セット定価1万円のところを3割引にて提供する。