不動産トピックス
クローズアップ 空気清浄機編
2006.03.13 13:45
シャープ 除菌イオンを搭載した業務用空気清浄機 年間電気代380円14dB静穏運転が可能
除菌イオンによる空気清浄機を開発・販売するシャープ(千葉市美浜区)では、除菌イオン搭載・業務用空気清浄機として、壁掛けタイプ、埋め込みタイプ、床置きタイプなどをラインナップしている。除菌イオンとは、プラスとマイナスの『除菌イオン』を室内に放出することで、浮遊する「カビ菌」「ウイルス」を除去、また浮遊する「アレルゲン」も包み込み作用を抑えることができるものだ。
DCモーターとインバーター制御により、年間電気代は約380円(静音運転時、消費電力1・9Wで計算。料金単価は23円/kWhで算出)の省エネ設計。低コストでの運転が可能だ。また、運転音は静音運転時で14dB(強運転時はFU20HCで38dB)という静かさを実現、さらにランダムピッチファンの開発により、ファン回転数に起因する周期性騒音を低減し、耳障り感のない音質を実現する。
メンテナンスに関しては、本体を壁に設置したままメンテナンスができる「フロントメンテナンス構造」を採用。簡単なフィルター交換と送風ファンの清浄を可能にした。
リコーエレメックス 4種類のフィルターを環境に合わせて選択 場所を取らない壁掛けタイプ
リコーエレメックス(愛知県名古屋市)では業務用空気清浄機として壁掛け型の「エアーメイトキャサリーンEC-1121」の開発・販売を行っている。
「この製品の大きな特徴は、4種類の機能フィルターから使用目的に合わせて、その環境に最適なフィルターを選べることです」(神田氏)
フィルターはそれぞれ、強力脱臭フィルター、抗ウイルスフィルター、ホルムアルデヒト等を取り除くVOCフィルター、そしてこれらのフィルターを1枚ずつ組み合わせた総合フィルターが用意されている。
センサーを搭載することで、人・ガス・ホコリに自動的に反応。また、清浄な空気に戻ると自動的に停止する省エネ設計となっている。
最大処理風量は11立方メートル/分と壁掛け型にしては、風量処理に馬力がある。他にも「E‐COAサービスシステム」を導入し、定期的にフィルター交換や空気清浄機本体の清掃などを行い、常に製品が性能を発揮できる環境を整えている。
なお、製品の値段は24万8000円(税別)より。
三洋コマーシャル販売 電解水でウイルス除去する空間清浄システム 花粉・ダニ死骸などアレル物質も抑制
三洋コマーシャル販売(東京都文京区)は、水道水を電気分解して生成する電解水技術を応用したα電解水除菌システム「ウイルスウォッシャー」機能を搭載した「業務用空間清浄システム」を販売している。
ウイルスウォッシャー機能とは、電解水を滴下・浸透させた新開発「除菌エレメント」に空気を通過させ、その空気中に含まれるウイルスの表面蛋白(通称:スパイク)に作用しウイルスを除去するというもの。この方式で、浮遊ウイルス抑制効果について検証実験を行った結果、1回の通過で99%以上の抑制効果が明らかになったという。
また、電解水にはウイルスだけでなく、花粉やダニのフン・死骸等のアレル物質の抑制にも効果的だ。薬剤を用いず水道水を使用するため、危険性を伴わず、低コストを実現。フィルターによるウイルス捕獲ではないため、目詰まりによる効果の低下が少なく、浄化空気には1時間当たり約1リットルの加湿性能も備わっている。
なお、水の供給は取り外し可能なタンク式とすることで水配管不要とし、単層100㎡の電源だけで稼働するのでどこにでも設置できるそうだ。
メーカーの希望小売価格は税抜きで29万8000円。初年度10万台を目標に販売していく。
新菱エコビジネス 化学物質除去フィルタを搭載 改質活性炭で臭気物質を吸着
新菱エコビジネス(東京都新宿区)では、化学物質除去フィルタを搭載した高性能ケミフリー空気清浄機B型の販売を2001年より開始している。この製品に使用されているフィルタはホルムアルデヒドや揮発性有機化合物、NOxを吸着・除去できるほか、ラフフィルタ、殺菌・酵素フィルタにより、室内に浮遊している塵、埃、ダニ等の微生物捕集・除去が可能である。
「一番の特長は殺菌・酵素フィルタにより捕集した細菌を、酵素で溶菌できることです」(橋田氏)
フィルタに吸着・捕集した菌を溶かすことで、集積した菌の再拡散を防いでいる。
臭気の除去には特許取得済みの改質活性炭を使用。通常の活性炭よりも面積当たりの化学物質の除去率が高く、一度吸着した化学物質の再放出が少ない活性炭となっている。
製品の値段は定価50万円(税込)より。
松下エコシステムズ HEPAフィルターの採用で0.3μm浮遊粉塵99%捕集 設置場所に合わせて数タイプラインナップ
松下エコシステムズ(愛知県春日井市)が販売する業務用空気清浄機シリーズは、喫煙室に最適なタイプの空気清浄機である。
このシリーズは、カテキンHEPAフィルターの採用で0・3μmの浮遊粉塵を99・97%捕集する高性能タイプ。煙の粒子を強制ろ過し、脱臭フィルターとの併用でいやな臭いを防ぐ。メンテナンスに関しては使用時間1000時間(8時間×20日/月×6ヶ月)経過後、ブザー音とフィルター交換サインで告知する「簡単ラクラクフィルターメンテ」により交換周期に無駄はない。
設置場所に応じて、「天井埋込型カセット形」と、分煙テーブル・カウンターの「スッパー喫煙席シート」、スタンド形の「スッパー喫煙席スタンド」など様々なタイプが揃う。
なお、喫煙室にこの製品を設置する際には、非喫煙者への配慮のため、換気扇との併用や、周辺の気流を考慮しながら設置場所を慎重に決定する必要がある。
同社では健康増進法第25条に準拠した喫煙室の設計にも対応しており、ユーザーからの相談にも応じている。