不動産トピックス

過熱する投資市場

2006.03.27 16:56

<J・REIT上場>ビ・ライフ投資法人 3月22日東証上場、公募割れでスタート モリモト・アセットマネジメントが資産運用
ビ・ライフ投資法人(東京都渋谷区)は、3月22日、東京証券取引所不動産投資信託証券市場に上場した。
同投資法人が投資対象とするのは、居住施設や商業施設の中でも入居者や消費者に訴求力のある、現代の生活者のニーズに応える物件で、資産運用会社であるモリモト・アセットマネジメント(東京都渋谷区)が、サポート会社、モリモト(東京都渋谷区)、大和ハウス工業(大阪市北区)中央三井信託銀行(東京都港区)の経験とノウハウをバランス良く活用する。
また同投資法人は同日、12物件の不動産信託受益権を取得。取得物件は、「クイズ恵比寿」(76億5000万円)、「イプセ麻布十番七面坂」(45億円)、「イプセ芝公園」(26億3000万円)、「イプセギンザ」(25億2000万円)、「ネクストフォルム西麻布」(22億2000万円)、「イプセ日本橋」(12億円)、「コンフォートタイム大森」(9億5200万円)、「イプセ都立大学」(6億4800万円)、「エルソル貴船坂」(4億5000万円)、「ノブレス池田山」(3億7500万円)、「コスモハイム武蔵小杉」(16億7400万円)、「コンフォートタイム大塚」(7億7900万円)で、取得価格総額は255億9800万円だ。
なお、上場日当日は、公募価格50万円に対し、初値は45万円を付けたが、終値は44万4000円と、公募割れでのスタートとなった。

日本リテールファンド投資法人 東戸塚オーロラシティ東戸塚オーロラシティを505億円で取得 平成11年9月竣工の大型SC 西武百貨店・ダイエー等が入居
日本リテールファンド投資法人(東京都千代田区)は、東戸塚オーロラシティを取得した。
同物件は、JR横須賀線、JR湘南新宿ライン東戸塚駅前に位置する、平成11年9月竣工の3棟からなる複合ショッピングモール。駅から直接アプローチでき、また各棟の屋上部には、「緑の広場」「光の広場」といったオープンスペースが設けられ、区民の憩いの場、子ども達の遊び場として利用されている。
商業施設Ⅰは、地上8階・地下2階建て、延床面積7万8513・08㎡、1階から7階部分が売り場となり、各フロアを西武百貨店とオーロラモールが縦に二分する形で利用され、商業施設Ⅱは、地上6階・地下階建て、延床面積1万8606・71㎡からで、モール全体の中間に位置し、1階および6階、7階部分が売り場で、その他は駐車場となっている。また、商業施設Ⅲは、地上4階・地下3階建て、延床面積5万3564・47㎡からなり、1階から4階部分が売り場で、地下部分は駐車場として利用されている。
同投資法人は、今回初めて西武百貨店、ダイエーをテナントとして組み入れたことで、テナント分散を推し進めたことになる。物件取得先は、ニューリアルプロパティ(東京都千代田区)で、取得価格は505億円だ。

イーアセット投資法人 3物件の取得総額は約85億円 オフィス・商業施設等に投資
イーアセット投資法人(東京都千代田区)は、オフィス・商業施設等の拡充を図るため、「ホテル日航茨木大阪」「内神田ビル」「西野ビル」の3物件を取得した。
「ホテル日航茨木大阪」は、JR東海道本線「茨木」駅から徒歩約6分に位置する平成4年5月竣工、地上8階・地下1階建て、延床面積1万7652・11㎡のホテルで、物件取得先が、いばらぎプロパティーズ(東京都千代田区)、取得価格は25億1000万円。「内神田ビル」は、東京メトロ丸の内線「淡路町」駅および都営新宿線「小川町」駅からそれぞれ徒歩約6分に位置する、昭和37年5月竣工、地上9階・地下3階建て、延床面積5348・62㎡のオフィスビルで、物件取得先がブイエスエル(東京都千代田区)、取得価格は33億2300万円。「西野ビル」本物件の周辺地域はJR八王子駅徒歩約5分に位置する、平成2年7月竣工、地上7階・地下1階建て、延床面積9738・89㎡の共同住宅・店舗・事務所・診療所等複合ビルで、物件取得先がブイエスエル(東京都千代田区)、取得価格は27億1500万円となっている。

ジョイント・リート投資法人 都心部住居のポートフォリオ拡充 総額20億6400万円で2物件取得 将来の安定収益確保を図る
ジョイント・リート投資法人(東京都目黒区)は、将来の安定した収益の確保と東京・周辺都市部における住居のポートフォリオ充実を図り、「エルシエロ目黒本町」、「スペーシア白楽」の2物件を取得した。
「エルシエロ目黒本町」は、東急目黒線「西小山」駅徒歩11分に位置する平成18年2月竣工、地上3階・地下1階建て、延床面積1975・84㎡の共同住宅で、物件取得先はジョイント・ランド(東京都目黒区)で、取得価格は12億2000万円。また「スペーシア白楽」は、東急東横線「白楽」駅徒歩4分に位置する平成18年2月竣工、地上7階建て、延床面積1593・68㎡の共同住宅で、物件取得先はジョイント・コーポレーション(東京都目黒区)で、取得価格は8億4400万円だ。

プレミア投資法人 プレミアノッツェ祐天寺を15億2500万円で取得
プレミア投資法人(東京都港区)はプレミアノッツェ祐天寺を取得した。
同物件は、東急東横線「祐天寺」駅徒歩10分に位置する、平成18年3月竣工、地上5階建て、延床面積1904・50㎡の共同住宅。総戸数32戸のうち20戸が50㎡台で、間取りは1LDK+Sや2LDKが主流の、いわゆるDINKSタイプになっている。
東京23区におけるレジデンスへの投資比率を高め、ポートフォリオ全体の運用バランスの充実を図る。
なお、物件取得先はゴールドクレスト(東京都千代田区)で、取得価格は15億2500万円だ。

<資産入れ替え>共同住宅2物件譲渡決定 譲渡価格は総額20億円
ケネディクス不動産投資法人(東京都千代田区)は、「ストーリア等々力」、「クレールコート芦花公園」を譲渡する。「ストーリア等々力」(世田谷区)は、平成14年12月竣工、地上3階・地下1階建て、延床面積1437・35㎡の共同住宅で、譲渡価格は10億1500万円。「クレールコート芦花公園」(世田谷区)は、平成10年8月竣工、地上3階建て、延床面積1727・48㎡の共同住宅で、譲渡価格は99億8500万円だ。譲渡先は2物件共にドガ(東京都港区)。物件引渡しは5月10日を予定している




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