不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2006.06.26 10:30

オクト 歩行時のガタツキ防ぐ三角パネルの3点支持 配線容量大きく管理容易なOAフロア
 OAフロアの製造および販売・施工を手掛けるオクト(千葉市稲毛区)は、今年からパネル構法でありながら細かな単位で取り外しができ、溝構法と同様に配線管理が容易なスチールタイプのOAフロア「OST―333」を開発し、販売を開始している。
 この商品は、333mm角のパネルをセンターで分割し、三角形の角の3ヶ所を支持する構造。フロアのガタツキを防いでいる。パネルのサイズが小さいため、配線管理が容易で、大型パネルにありがちな通路のパネルをはずすことができないといった問題が発生しない。
 「リニューアルを考えると、置敷式で軽量であることが必要です。しかし、置敷式の場合は配線容量が限られてしまいます。そこでこの製品はパネル下全てを配線スペースにできるパネル構法と置敷式双方の長所を集めました。支持用のベースは連結型にすることで、パネル構法でありながら置敷式同様の施工性のよさを実現しています」(代表取締役宮川幸伸氏)
 なお、このOAフロアの価格は材工で平米1万5000円である。
オクトでは、この製品の他にも、VFRC製や樹脂製の製品、パネル構法タイプのスチール+モルタル充填タイプなど様々な製品を販売・施工しており、さらに、他社製品の取り扱いも行っている。
 「当社は、メーカーでもありますがOAフロア専属の職人を150名程度抱える関東ではトップクラスのOAフロア施工会社です。ユーザーの希望する価格や品質に応じた商品を提案します」(宮川氏)

東芝キヤリア 省エネと高暖房能力実現のエアコン 寒冷地で一般向けより40%消費電力を削減
 東芝キヤリア(東京都港区)は、電気式ヒートポンプエアコン「スーパーパワーエコ暖太郎」シリーズを7月から順次販売する。
 同シリーズは寒冷地向け店舗・オフィス用のエアコン。電気式ヒートポンプエアコンは、外気温度が0℃を下回ると、暖房能力や省エネ性能が低下していくという課題があった。同シリーズは、外気気温が低い時に最高の性能が発揮されるように設計され、マイナス15℃まで暖房能力の低下がない。さらに暖房運転の使用範囲をマイナス25℃まで拡大したおり、極寒冷地でも使用できる。
 室外機への霜付きが少ないため、霜取り運転をせずに、最大2時間半連続して運転することができる。また、霜取り運転の時間は3分以下となっている。霜取り運転中は室内ユニットからの冷気漏れを制御し、運転中をの肌寒さを低く抑えているという。
 消費電力は、従来の一般地域向けエアコンを極寒冷地域で使用した場合で比較すると、約40%削減でき、省エネを実現している。
 また外気温度2℃の低温条件で、9分で噴出し温度は45℃に到達、その後、50℃mで安定運転で高温吹出しを持続する。
 なお、同製品の室外機は東芝キヤリアと三洋電機の両社で出資し設立したアドバンス空調開発センターが開発した。

富士電機リテイルシステムズ 15商品搭載と省スペースを両立 つぶれやすい商品も取り扱いが可能に
 富士電機リテイルシステムズ(東京都千代田区)では、15種類の食品を販売できる、コンパクトな自動販売機「FOOD―X」を開発、発売を開始した。
 幅832㎜、本体奥行775㎜と省スペース対応の設計で、狭いロケーションにも設置可能。なおかつ、15種類の商品の販売を実現しているのが、同製品の特長である。トレイ方式には、新たに開発した搬送メカを搭載。落下式では販売不可能なつぶれやすい商品も、やさしく取り出し口に運び出すことができるため、取り扱うことも可能である。
 食品の安全を確保する保冷タイプとなっており、庫内の温度を安定させるている。食品の安全管理に欠かせない賞味期限が来た食品の扱い関しては、期限切れの商品を販売停止にするシステムとなっている。

松下電工 従来の製品に比べて40%以上省エネ効果 初期照度補正と自動調光で最大62%削減
 松下電工(大阪府門真市)は、ビルや施設などの非住宅建設向け照明器具で、従来より40%以上の省エネを実現した「おまかせセルコン」を7月1日から発売する。
 初期照度補正と昼光利用の2つの機能で省エネを実現している。初期照度補正とは、設置当初の新しいランプから発生する余分な明るさを、自動的に設計照度に補正する機能。昼光利用とは、昼光によるまわりの明るさを検知し、適切な光の量を自動的に検知する機能。2つの機能により、従来製品に比べ新築の場合、約48%、リニューアル場合で62%の省エネを実現した。新築には高出力の4950lm、リニューアルには定格出力3520lmと、2つの明るさを照明器具内の切り替えスイッチで切り替えることができる。
 センサと照明器具は一体。このため、コントローラーや特別な配線は不要となっている。

ジョンソン・プロフェッショナル 作業性を向上させた剥離剤  希釈剤が黄色で塗り残しを回避
 ジョンソン・プロフェッショナル(横浜市中区)は、新剥離剤「剥離王」を発売した。同製品は、ウェット管理現場のワックス剥離作業を効率よく行なうために、最適設計された。
 同製品は、溶剤、アミン、界面活性剤、無機アルカリ成分の4つがバランスよく配合されている。このため剥離剤を塗布した後も、はじきにくく、濡れ性にすぐれている。また乾きにくいためモップの作業中は、塗り足しや打ち水の心配を最小限に抑えることができる。
 他にも、ポリシャー作業中はパットの目詰まりが少ない、希釈液が黄色であるため、塗布残しや汚水残しの心配がなく安全に作業が行なえるといった特長がある。同製品は同社キングシリーズの新ラインナップ。
 容量はペール缶で18リットル、希望小売価格は1万6500円、全国で販売していく。

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