不動産トピックス

商業ビル最前線

2006.09.11 11:43

三菱地所/三菱地所ビルマネジメント 丸の内エリアで13店舗がリニューアル 情報サイト「丸の内ドットコム」も刷新
 三菱地所(東京都千代田区)・三菱地所ビルマネジメント(東京都千代田区)は丸ビル、丸の内エリアにて8~10月にかけ13店舗が新規ならびにリニューアルオープンすると発表した。
 4周年を迎える丸ビルでは、地下1階にて香港スイーツレストラン「糖朝」、洋菓子「菓子工房プロヴァンス」など4店舗が新規オープン。3階ファッションフロアには大人の上質なカジュアルを提案する「デサンル・クールブラン」が新規出店する。また、丸の内オアゾではシャンパーニュバー「ASSEMBLAGE」がオープンし、紳士靴下専門店「ダン」が「タビオ丸の内オアゾ店」としてリニューアルオープンする。
 丸の内仲通りビル1階には「ノーベスパジオ丸の内店」、サルディニア料理とワインが楽しめる「グットドール・クラッティーニ丸の内/横浜君嶋屋丸の内」、ランチ・ディナー、深夜のバーまで楽しめる「CAFEGARB」が誕生し、さらには古河ビルから「マルティニーク丸の内」、「ヒットマン」が移転。文部科学省ビル1階ではレディースファッションの「エポカザショップ丸の内」もリニューアルする。
 三菱地所では、大手町・丸の内・有楽町エリアの情報コミュニティサイト「丸の内ドットコム」を9月1日に全面リニューアル。また9月6日より丸の内エリアにてリリー・フランキー氏や若手アーティストが鮮やかにペインティングを施した実物大の牛が出現する「カウパレード東京in丸の内2006」も開催中だ。
 グルメ、ファッションの新たな機能充実ならびにイベント開催、情報発信により2007年4月の「新丸の内ビルディング」竣工に向け丸の内エリアを一層盛り上げていくという。

ららぽーと 4施設に「マルチ決済システム」を採用 導入は来年3月以降 利便性の向上を図る
 ららぽーと(千葉県船橋市)は同社が運営受託を行う「ラゾーナ川崎プラザ」、「アーバンドック豊洲」、「ららぽーと柏の葉」、「ららぽーと横浜」の新規施設に対し、エヌ・ティ・ティ・データ(東京都江東区)が構築する「マルチ決済システム」を採用する。
 同システムは東日本旅客鉄道(東京都渋谷区)とエヌ・ティ・ティ・ドコモ(東京都千代田区)が提供する「共通インフラ」をららぽーと各店舗で使用するための決済システムだ。「Suica電子マネー」及びケータイクレジット「iD」の両決済サービスが利用可能で、同サービスをららぽーとが運営受託する前記4施設に来年3月以降順次導入していく予定である。
 「マルチ決済システム」導入により来場者は「Suica電子マネー」、「iD」の両方の非接触決済サービスが利用でき、利便性の向上が見込めるという。なお、ららぽーとが導入する「マルチ決済システム」の費用の一部はJR東日本、NTTドコモ及びNTTデータが組織している「Suica普及有限責任事業組合」から提供を受ける予定。同組合からの資金提供の第1号案件となる。

東急不動産 「箕面マーケットパークヴィソラ」を改装 年間800万人の集客を想定 5~10%の売上アップ見込む
 東急不動産(東京都渋谷区)は今秋10月にオープン3周年を迎えることを機に、関西最大級のオープンモール型複合ショッピングセンター「箕面マーケットパークヴィソラ」のリニューアルを実施する。
 同施設は北大阪急行「千里中央」駅より2.5kmに立地し、平成15年10月にハイパーマーケット「カルフール箕面」とファッション、雑貨、グルメなどバラエティ豊かな専門店で構成された施設。周辺環境の向上に対する貢献が評価され、昨年「第25回大阪都市景観建築賞(大阪まちなみ賞)」の奨励賞も受賞している。
 今回のリニューアルのコンセプトは「上質な日常」。デイリー性、実用性がある専門店を誘致し延床面積10万7037㎡からなる施設全体の約3割、30店舗以上に及ぶ入れ替え及び移動を実施して、20店舗以上を新たにオープンする。
 新たなショップは開業以降の各店売上動向や来場者傾向、カルフールの順調な売り上げなどを背景にMDを見直し、商圏のニーズに応えるべく「上質な日常」をテーマに選定した。
 なお、年間売上目標は220億円、年間8000万人の集客を想定し、リニューアル後は5~10%の売上アップを見込んでいるという。

渋谷マークシティ WESTMALL1階に新規2店舗がオープン 9月30日までキャンペーン実施
 渋谷マークシティ(東京都渋谷区)では9月6日、WESTMALL1階にてヘアメークサロン「atelier haruka」と会員制ネイルサロン「NAIL STATION」が新規出店した。
 「atelier haruka」は名古屋市にて創業し、待ち合わせや仕事帰りに気軽に立ち寄れるクイックメイクサロンとして全国展開している人気店。結婚式や2次会前などの需要も見込む。サービス内容はフルメイク20分(2625円)、ポイントメイク10分(1575円)、カット10分(1575円)、アレンジヘアメイク30分(3990円)、セットヘアメイク40分(5040円)となっている。尚、9月30日まではオープニングキャンペーンとして、ポイントメイクまたは眉カット通常1575円を半額の787円で提供する。
 「NAIL STATION」は道玄坂からの移転リニューアルキャンペーンとして、新規入会&ケアチケット購入者に対し、ラメグラデーション1色またはバフィングを贈呈。フットコースを選んだ人にデザイン30%割引などのサービスを提供する。

マイカル 9月15日「盛岡南サティ」が開業 経営破綻以降6年振り 再生マイカルの第1号店
 マイカル(大阪市中央区)の「盛岡南サティ」が9月15日グランドオープンを迎える。
 「イオン盛岡南ショッピングセンター」の核店舗となる「盛岡南サティ」は、マイカルにとって平成13年の経営破綻以降5年9カ月振りの進展となり、再生マイカルの第一号店に位置付けられる。
 コンセプトは従来のGMS業態から一歩進化した「ニューGMS」である。3階にはキッズファッション、おもちゃ&雑貨を生活シーンに合わせ「楽しさ」、「感動」を添えるマイカル独自の新しい売場「キッズプラザ」を構築した。美・健康・癒しをテーマにした「NEWビューティー」などを導入するとともに、衣料と雑貨を組み合わせて新しいライフスタイルを提案する「ピュアリズム」、カジュアルモダンのキッチンシーンを提案する「キッチンショップ」などマイカルが開発したオリジナルショップを導入している。
 同社がこれまで約60店舗のリニューアルの中で取り組み検証してきたショップ、商品を取り入れトータルコーディネートを追及するという。

アークヒルズ 開催期間9月15日~17日アークヒルズ秋祭りを開催 お神輿・コンサートのほか大道芸・縁日コーナーも充実
 アークヒルズアークカラヤン広場にて9月15日~17日「アークヒルズ秋まつり」が開催される。
 同イベントでは20周年を記念し、アークヒルズ外周通りを巡回後、お囃子と獅子舞も繰り出す「お神輿渡御」、華やかで力強い太鼓のパフォーマンスを女性が中心となって行う「湯島天神白梅太鼓」、子供神輿と山車がアークヒルズ外周道路を巡回する「子供神輿&山車」を実施。また、マジック、大道芸、オリジナルショーのほかジャズなど様々なジャンルのコンサートも開催される。
 アークヒルズ内のレストラン&ショップが屋台をオープンし、金魚すくいや駄菓子やわた菓子、射的など祭りならではの「縁日コーナー」も設けられる。
 なお、入場料は無料。時間は9月15日が11時~22時30分、16日が11時~20時、17日が11時~20時で雨天決行・荒天中止となっている。

小田急ライフアソシエ 「小田急デイサービスセンター豪徳寺ふらわあ」開設 営業時間10時~16時 要介護認定者が対象
 小田急グループで介護・保育事業を営む小田急ライフアソシエ(川崎市麻生区)では、小田急小田原線「豪徳寺」駅~「経堂」駅間の高架下に 「小田急デイサービスセンター豪徳寺ふらわあ」をオープンした。
 同施設は地上1階建て、延床面積521.30㎡からなる小田急グループ初となる通所介護施設で、栄養士の監修による栄養バランスを考えた少量多品目の食事、ひのきの個室浴槽や機械浴槽などによる入浴サービス、各種レクリエーションなどが楽しめる。また、指定区域内の居住者には専用車による送迎サービスを提供する。営業時間は10時~16時10分、定休日は日曜・祝祭日・年末年始で、利用定員は1日あたり30人となっている。
 小田急グループでは、通所介護や訪問介護事業「小田急ケア・サービス」や保育事業「小田急ムック保育園」などを小田急線沿線で展開。また、それらに加え複々線化事業の完成に伴い生み出された高架下空間に、商業施設や小田急電鉄直営のレンタル収納スペース「小田急クローゼット」、駐輪場・駐車場などをオープンし沿線の価値の向上に努めていく。




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