不動産トピックス

クローズアップ セキュリティ編

2006.09.18 16:27

ワールドビュー SS-400S防犯フィルムを発売 破壊時間を遅延、侵入防止アフターサポートを充実
 ワールドビュー(東京都品川区)は、防犯フィルム「SS-400S」を発売している。
 同商品は、表面にキズの付きにくい特殊コーティング処理を施し、その後に高透明ポリエステルフィルムと粘着UVカット層を交互に各4層で貼り、最後に、剥離フィルムを付けるという構造で、強靭な耐貫通性能および引裂き強度を実現している。製品の厚さは446ミクロンと下敷きよりも厚いポリエステルフィルムとなっている。平成15年に発足した、官民合同会議の定める試験に合格した「防犯性能の高い建物部品」に登録されている製品だ。手段を選ばない手口でガラスを破壊してくる泥棒などに対して侵入遅延の効果を発揮するとのこと。
 「空き巣は、5分以内に侵入出来なかった場合、約7割が諦める傾向にあります。いかに侵入に時間が掛かるようにするかが防犯対策のポイントとなります」(代表取締役 長岡美記雄氏)
 また、有害な紫外線を99%カットし、人体への影響やカーテン・フローリングなどの耐色劣化を抑制、地震や台風・竜巻発生時など飛散物でガラスが割れた際に、ガラス片が飛散する心配もなく安全だ。
 加えて、緊急時の脱出避難経路確保にも安全性と容易性を発揮するという。
 「ガラスを破壊する際に生じるガラス片の飛散を防止し、破壊したガラスをフィルムごと外に押し出すことが出来ます」(長岡氏)
 同商品には、工事後5年間の施工と製品保証が担保され、また、万が一窓ガラスを傷つけられた場合においては「お見舞金」として、3年間1事件につき10万円までを保証しているとのこと。
 なお、商品価格は、材工で2万4150円(税込)。

エア・ブラウン Super Guard XPを発売 録画ファイルの容量を20分の1に縮小
 エア・ブラウン(東京都中央区)は、次世代デジタルネットワーク映像監視&録画システム「Super Guard XP」を開発・販売しており、現在、300箇所での導入実績があるという。
 同システムは、独自開発の動画圧縮技術SMICTを採用した次世代デジタルビデオネットワーク監視システムだ。
 デジタル方式による長期間の録画だけでなく、インターネットを経由した動画監視・遠隔録画・遠隔制御アプリケーションに最適化されており、他の一般的なデジタル動画圧縮方式に比べ、録画ファイル容量を約20分の1のサイズにすることが可能である。
 録画には、4台につき1枚のカードを使用する。最大で16台のカメラを同時に動かすことが可能だ。1秒間あたり5~6フレームの細かい録画が可能であり、そのため、従来のカメラと比較すると、動画は非常に滑らかな動きを再現するという。
 「16箇所を同時にチェックすることが可能なシステムとなっています。同時に見られるシステムは他にはなく、当社のシステムの強みです。また、遠隔監視が可能ですので、人の派遣の必要性が無く、人件費の削減にもなります」(プロジェクトチーム チーフセールスリーダー 市村史人氏)
 なお、「Super Guard XP」の販売価格は4チャンネルで約120万円。16チャンネルで約240万円となっている。

スパックエキスプレス ワンドア・ツーロックで防犯対策 建物への侵入を防止 侵入時間の遅延を図る
 スパックエキスプレス(東京都港区)は、面付鎌デッド本締錠「PRND2F 1ATBL」を発売している。
 同商品は、2004年に発足した官民合同会議の試験に合格した防犯建物部品であり、1ドア2ロックの補助錠として最適だという。
 主な特長は、長座をシリンダーに装着してシリンダーをつかみにくくすることでもぎ取りを防止する点や、内部ビスを従来の2本から4本へと増やし補強することで侵入を遅延する点だ。高い防犯性能を誇る鎌デッドを備え、バール攻撃のような暴力破壊行為(こじ破り)に対しても高い防犯性能を示す。内側部分には操作性と防犯性を兼ね備えたスイッチ式(上下1対)のサムターンを装着している。 
 「1ロックでは、泥棒の侵入防止対策は万全とは言えません。2ロックに強化することでの侵入対策をお勧めします」(代表取締役 三宅勇雄氏)
 価格は、税込みで3万9900円。
 行政も防犯対策には積極的であり、取り付け・交換費を助成してくれるという。
 「当社担当の港区では、住まいの防犯対策助成事業として1万円まで負担されます。他の区でも積極的な助成が見られますので、区に申請してみるとコスト削減になります」(三宅氏)

日本ドライケミカル 低コスト、簡単管理を実現 ウェブをベースに管理インストールが不要
 日本ドライケミカル(東京都品川区)は、入退室管理システム「ウェブエントリー」を販売している。 
 従来の入退室管理システムとは異なり、管理用のパソコンにソフトウェアをインストールする必要がない。そのため、アップデートの維持費用やウイルス対策などといったコストが削減でき、年間で約40万~50万のコストダウンになるという。中小規模のビルには非常に使い勝手が良いシステムだ。最大で64個のドアの管理が出来るようになっている。
 また、システム管理に加え、発生するイベントやアラームをウェブブラウザを通じて受け取ることで、管理者はインターネット環境を介してコントローラーにアクセスすることでシステムの状態を把握・管理。遠隔操作でドアを開錠することも可能だ。カードリーダーそのものがコントローラーの機能を併せ持つシンプルなシステム構成であり、リーダーにデータベースを持つことで、コントローラーと独立して運用させることもできるという。
 「設置後の注意点としてですが、1カ月または2000件を目安に履歴をパソコンに吸い上げることをして容量が一杯にならないように注意して下さい」(セキュリティ事業本部 事業本部長 蟹江隆氏)
 価格は、1システムで約40万円。




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