不動産トピックス
商業ビル最前線
2006.09.25 17:13
北海道旅客鉄道 札幌駅西口の商業施設名称を「JR55SAPPORO」に決定 入居テナント11店舗が決定 オープンは11月初旬の予定
北海道旅客鉄道(札幌市中央区)は、「札幌」駅西口にて建設を進めている11月初旬オープン予定の駐車場複合商業施設の名称を「JR55SAPPRO」に決定した。
同施設は、地上8階建て、延床面積1万1115㎡の商業ビル。1階は同社業務用駐車場、2~5階は自走式駐車場、6階~8階は店舗で構成されている。1階~5階を自走式駐車場とすることで、同ビル周辺の駐車場不足による交通渋滞の緩和および利便性の向上を図る。また、ガラスを多用したシンボル性の高い外観とし、同社や「札幌」駅前に相応しい景観の形成に配慮するという。
ネーミングの由来については、JR「札幌」駅至近、北5条西5丁目であることから場所をわかりやすく表現。「JRタワースクエア」との連続感を持たせ、「札幌」駅周辺商業施設の1つとしてのアイデンティティを表し、また「55」の語感が「GO!GO!」を連想させ、「札幌」駅西口の新たな顔となる同施設の明るいイメージに相応しいと考えたという。
入居テナントについては、1階に「どりーむ」、6階に「坐・和民」、「わたみん家」、「然の家」、7階に「銀座寿司田」、「海の音」、「SHUN」、「香香颱風」、「電気洋酒場」、「8階に「サントリーズガーデン昊」の計11店舗が決定した。
なお同施設は、同社が駅以外の場所で建設する初の単独商業ビルとなる。
横浜赤レンガ倉庫 9月29日より「横濱赤レンガ倉庫の収穫祭」開催 期間限定メニュー・商品を提供
横浜赤レンガ倉庫では、9月29日~11月17日、「横浜赤レンガ倉庫の収穫祭」を実施する。期間中、10月9日より、イベント広場では、今年で4回目を迎える港の賑わいをコンセプトとした秋のビールの大祭典「横濱オクトーバーフェスト2006」を、そして2号館館内では、期間限定販売のメニューや商品を提供する「ぜいたくな秋in横浜赤レンガ倉庫2号館」を開催する。
そのほか、10月7日~8日の「横濱ジャズプロムナード」、10月28日~10月31日は、ハロウィンを記念した横浜赤レンガ倉庫オリジナル撮影スポットが館内に初登場し、オリジナルキャンディーをプレゼントする「横濱赤レンガ倉庫のハロウィン(仮)」、11月4日~11月5日には、北海道から沖縄までの美味しい食べ物が大集合する「横浜みなとみらい21全国ふるさとフェア2006」、11月17日の「ボジョレーヌーボー(仮)」など様々な企画が催される。
ナムコ 9月29日「大阪チーズケーキフォレスト」オープン 厳選した名店のチーズケーキを提供 初年度の入園者は100万人を見込む
ナムコ(東京都大田区)は、お取り寄せチーズケーキの殿堂をテーマにした「大阪チーズケーキフォレスト」を、イオン(千葉県千葉市)が開業する大型ショッピングセンター「イオン大日ショッピングセンター」4階に、9月29日グランドオープンする。
同施設は、ショートケーキ、プリン、シュークリームと並んで「スイーツ四天王」と称され、高い人気を誇る”チーズケーキ”だけに特化した日本で初めてのフードテーマパークだ。平成17年8月オープンの「福岡デザートフォレスト」、今年3月オープンの「名古屋デザートフォレストに続く、ナムコ「チームナンジャ」プロデュースのお取り寄せデザートテーマパーク3店舗目。テーマを更に深く掘り下げ、日本人に人気が高いスイーツジャンルであるチーズケーキの魅力をクローズアップした。全国各地の名店チーズケーキやチーズデザート、さらに古代ギリシャの元祖ベイクドチーズケーキなどを厳選して取り寄せ、カフェテリアスタイルで提供する。
パーク内では、”妖精が作った美味しいデザートに満ちた幸せの森”で開催されるガーデンパーティという設定のもとに、名店のチーズケーキを楽しめるものとなっている。また、森の中には「迷路」や「アニマルドア」など、子供たちが遊べる仕掛けが設けられているほか、ファンタジックな森に招待された「デザーリアン」(来場者)を、チーズケーキに精通した「ハピニスト」(従業員)がもてなすという。
営業時間は9時~23時。入場は無料。初年度入園者100万人を見込んでいる。
京王電鉄 「京王八王子ショッピングセンター」地下1階を9月21日改装オープン 20代独身女性や主婦層の取組み図る
京王電鉄(東京都多摩市)では、京王線「京王八王子」駅に直結のSC「京王八王子ショッピングセンター」地下1階食品フロア”生鮮市場”を9月21日にリニューアルオープンする。
これは、売場全体のレイアウトの再編を行い、回遊性を改善して、明るく清潔感のある内装を施すことで、今までの中心顧客層である中高年主婦層に加え、同SC1階から3階のファッションフロアの顧客層である20代独身女性や主婦層の取組みを図るものだ。
生まれ変わる売り場には、「青果さわみつ」、「鮮魚魚河岸大和」、「精肉明治屋産業」など生鮮三品を扱う店舗をはじめ、「横浜茶屋」や「太子堂」に代表される、惣菜・お菓子など品数を豊富に取り揃えた。
9月21日~9月23日には「生鮮市場改装グランドオープン記念特鮮大市」、9月25日~9月27日には「改装グランドオープン記念第二弾特鮮市場」を開催する。
小田急不動産 「小田原」駅東西自由連絡通路に情報用ディスプレイ設置
小田急不動産(東京都渋谷区)は、小田原市が推進している「おだわらルネッサンス推進本部のプロジェクト」の一環として、同市との官民共同事業により、「小田原」駅東西自由連絡通路に情報用ディスプレイを設置し、放映を開始した。
同ディスプレイは、65インチの液晶テレビ2台で構成され、毎日7時から22時に放映。企業・美術館・学校などのCMのほか小田原市広報等を放映するほか、災害発生時には駅滞留者への緊急情報を提供するなど、小田急グループの主要事業エリアでの地域社会の発展や安全確保に繋がることを期待している。
相鉄ビルマネジメント ショッピングセンター7箇所にAED設置
相鉄ビルマネジメント(横浜市西区)では、相鉄ジョイナスなどの相鉄線沿線の全ショッピングセンター7カ所にAEDの設置を完了した。
AEDは、自動体外式除細動器のこと。心臓の心室が小刻みに震えた状態になり、脳や体に血液を送り出すことができなくなる「心室細動」が起きた場合に、電気ショックを与え心臓のリズムを正常な状態に戻すもので、一般使用が認められた平成16年7月から、空港やホテル、駅への設置が進んでいる。
同社では、8月より、相鉄線沿線のショッピングセンター「相鉄ジョイナス」、「二俣川ライフ」、「二俣川グリーングリーン」、「三ツ境ライフ」、「さがみ野ライフ」、「緑園都市ライフ」、「いずみ中央ライフ」の7カ所に合計11台の設置を順次進めてきた。建物入口付近やエスカレーター横などに設置し、同社社員のほか、ショッピングセンター内のテナント職員も普通救命講習等を受講し、実際の使用法を習得しているが、今後も万一に備え、訓練をつんでいくという。
なお、設置費用は1台約40万円となっている。