不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2006.10.02 15:01

デンソーエース　業務用高効率灯油エアコン販売開始　業界トップ級のエネルギー効率
　デンソーエース（東京都港区）は10月1日より業務用高効率灯油エアコン「KHP（Kerosene Heat Pump）」D1シリーズを発売した。
　同シリーズではオゾン破壊係数ゼロで従来と比較して単位面積あたりの能力が高い新冷媒「R410A」と新しいキーコンポーネンツ（高性能可変容量コンプレッサー、高性能空気熱交換器、省電力DCモーター）を採用しており、同社の従来機種であるCシリーズと比較して排出ガス内の窒素酸化物約15％、すす約50％が低減される。灯油消費量は約20％、消費電力量は40％の低減となり、エンジン式空調機器業界トップクラスのエネルギー効率「COP1.53」を実現した。
　その他、同様に比較するとメンテナンスインターバルが約6000時間から8000時間に延長され、また冷媒配管が最長145mから185mに延長されたため施工範囲が拡大し、適用物件が増加している。
　なお、同商品のラインナップは8、10、13、16、2馬力のそれぞれ標準仕様と寒冷地仕様、全10機種となる。

TOTO　マンションリモデル用「ピュアレストMR」既存の排水管流用し簡単施工
　TOTO（福岡県北九州市）は10月2日より「フチなしトルネード洗浄」採用の「ピュアレストMR（マンションリモデル用大便器）」を発売する。
　同製品は排水芯高さを155mmにすることで膨大なストックからの簡単取替え（既設排水管を流用）工事を可能にしている。さらにタンク幅を330mmに絞っているため室内に排水立管の位置が左右どちらであってもの操作しやすいように洗浄レバーの方向を選ぶことが可能である。　
　同製品は清掃を容易にするために便器のフチ裏部分をなくした「フチなし形状」と、取替え対象品である従来の洗い落とし便器よりも洗浄音が低い「トルネード洗浄方式」を採用。今回新規に開発された方式では、従来の水平方向のボウル洗浄に縦方向の洗浄を加えることでボウル面に沿って水を流し洗浄音の低下を図っている。また、洗浄水量は大6L、小5Lと取替え対象品である従来の洗い落とし便器と比べ約22％の節水となる。
　希望小売価格は便器とフタのセット（便座は含まず）で、税込み8万6100円～9万3500円（工事費別）。

＜注目の新技術＞三菱電機ビルテクノ　「モーションサーチ」デモンストレーション機導入　異常事態を検知し自動でアナウンス
　三菱電機ビルテクノサービス（東京都千代田区）は9月25日より、今年2月に開始したエレベータにおける新サービス「モーションサーチ」の体験型デモンストレーション機を同社の研修施設「関西テクニカルセンター」に導入した。
　「モーションサーチ」は同社のエレベータリモートメンテナンス契約「エレファースト」のオプション契約である「防犯カメラ録画サービス」の一部。エレベータ内にて搭乗者の暴れなどの異常事態が発生した場合、防犯カメラの画像をリアルタイムで解析・検知する。
　今回、同ソフトが導入されたデモンストレーション機は三菱機械室レスエレベータ「AXIEZ（アクシーズ）」を6人乗りエレベータに相当する原寸大で再現し、防犯カメラを設置したもの。撮影したかご室内の画像を実際に解析・検知し、暴れ動作の検知レベルに応じて「極めて異常」「やや異常」「要注意」の三段階に判定した上で警告アナウンスやブザー鳴動を行う。

松下電工　光誘引粘着式捕虫器「ムシパットル」新型発売　コンパクトなデザインにも配慮
　松下電工（大阪府門真市）は9月13日より、光誘引粘着式捕虫器「ムシパットル（簡易設置 据置横型）」を発売した。価格はオープン。
　「ムシパットル」は虫が好む青い光（FL20W捕虫器用蛍光灯）で虫を引き寄せ、付属の粘着シートで捕獲する方式。「簡易設置 据置横型」となっている同製品は屋内専用で、コンセントにつなぎ設置して使用する。本体はシルバーメタリックの鋼板仕様で捕虫器と感じさせないコンパクトでシンプルなデザインとしており、ホテル・病院など公共施設のロビーやレストランホールなどにおける使用が想定されている。
　サイズは縦166×横660×奥90（mm）、重量は2.6kg。昨年8月からは奪い去れている「据置縦型」に比べ2.1kg軽量化されている。電源はAC100V、消費電力は22Wで2mの電源コードと粘着シートが2枚付属している。販売目標は年間3000万円とのこと。