不動産トピックス
商業ビル最前線
2006.10.09 10:17
三井不動産 アーバンドックららぽーと豊洲グランドオープン 売上は年間310億円を目指す
三井不動産(東京都中央区)が開発を進めてきた「アーバンドックららぽーと豊洲」は、10月5日グランドオープンを迎えた。
同施設は、石川島播磨重工業造船工場跡地約において進めている「商業・住宅複合型ウォーターフロント開発」の一部。東京メトロ有楽町線・ゆりかもめ「豊洲」駅より徒歩3分に立地する地上5階建て、延床面積16まん5037㎡からなる大型商業施設だ。
三井不動産専務取締役・商業施設本部長の永田和男氏は「『海辺の開放感』と『都会の利便性』がコンセプトです。都心にあっても、丸の内や銀座とは異なる、地域に根付きコミュニケーションの核となれる施設を目指したい」と語った。
入居テナントは183店舗。「アクタス」「インザルーム」などが入居し、全体で2000坪を占めるインテリアショップゾーンや、海辺の景観を楽しめるカジュアルレストラン、ユナイテッドシネマ、日本初上陸の子ども向け職業・社会体験施設「キッザニア東京」などで、近隣家庭のニーズに対応する。また、今年春より販売開始している「アーバンドック パークシティ豊洲」の入居者に対して、無料で購入商品を届けるサービスも提供する。
開業1年の目標売上は310億円、目標来客者数は1300万人だ。
マハタリー 横濱カレーミュージアム創館6周年イベント ラーメン博覧会開催 6周年記念店が開店
マタハリー(川崎市川崎区)は、「横濱カレーミュージアム」が平成19年1月26日の創館6周年を記念して「インスタントラーメン博覧会」を11月8日より開催する。
「インスタントラーメン博覧会」は、北海道から九州・沖縄までの日本全国、そしてタイ・インドネシアなど海外のインスタントラーメンを100種類以上取り揃え、販売するイベント。過程で素人が作るものとは異なるプロが作ったワンランク上のインスタントラーメンを館内で味わえる。また、「横濱カレーミュージアム」らしく「スープカレーラーメン」をはじめとするカレーラーメンも多数用意されている。
なお、物品販売については、同施設7階の「マサラヤ」にて行い、飲食については、8階の6周年記念店(現アジアンランチ)にて行う。
また、「6周年記念店」と称し、ファーストステージに出店し絶大な人気を誇った神田神保町代表「トプカ」と、伝統ある正統派ホテルカレーで栃木代表「日光金谷ホテル」の2店が8階に開店する。
ダイヤモンドシティ 「ダイヤモンドシティ・エアリ」に名称決定 仙台、「杜せきのした地区」に立地の商業施設
ダイヤモンドシティ(東京都渋谷区)は、来年3月のオープンを目指して開発を進めている商業施設の名称を「ダイヤモンドシティ・エアリ」に決定した。
同施設は、JR線「仙台」駅から南に約11km、仙台空港臨空都市として計画が進んでいる「杜せきのした地区」の西に位置する、延床面積約11・7万㎡、3層吹き抜け、長さ220mのモール部分で構成される大型ショッピングセンターだ。核店舗に「ジャスコ」と「三越」を展開した2核1モールとなり、「ワーナー・マイカル・シネマズ」も併設される。
現在、同施設の立地するエリアでは、周辺道路の整備や仙台空港アクセス鉄道など、都市環境が整えられている。東北初の出店となる同施設が新しい「まち」とともに大きく発展するという意味を込め、新しい空気をこの街に吹き込む「空気(AIR)」、東北の玄関口である「仙台空港(SENDAIAIRPORT)」、地域との共生「名取(NATORI)」の3つの言葉の一部を繋ぎ、「エアリ」と命名したという。
サンシティ 「(仮称)青森浜田ショッピングモール」の開発に着手
サンシティ(仙台市青葉区)は、複合型商業施設「(仮称)青森浜田ショッピングモール」の開発に着手する。
同施設は、味噌・醤油醸造の老舗、かねさより取得した青森市の市街地南部の幹線道路に面する位置に、地上2階建て、延床面積3万1956・43㎡、食品スーパー、ホームセンター、アミューズメント、ドラッグストアなどの店舗で構成される大がtあショッピングモールだ。
同社の複合型商業施設としては第6号物件となり、現在開発中の(仮称)郡山駅東複合型商業施設、(仮称)泉高森複合型商業施設、(仮称)盛岡南ショッピングセンター「サンサ」、(仮称)山形駅前西口プロジェクトと合わせて当社不動産流動化事業の中核を担うことになる。
なお、総事業費は約110億円。開業予定は平成19年12月となっている。
同社は、今後も同様の複合型商業施設の開発に注力するとともに、分譲マンション事業と合わせ、不動産流動化事業の拡大を目指している。